19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/26(日) 19:38:27.73 ID:sRBb63BRO [5/9]
女「ボクさぁ、タンポポの花好きなんだよね」
男「何を突然。タンポポのお浸しでも食いたくなったか?」
女「違うよっ! なんでタカシはボクと食欲を結びつけたがるの?」
男「他意はない。それで? 何ゆえこのクソ寒い季節にタンポポなんか?」
女「寒いからこそじゃない。早く暖かくなって、大好きなタンポポ咲かないかなぁって」
男「幸せそうな頭してんな。脳ミソの中はすでに春到来なんじゃね?」
女「タカシに言われたくないですー!」ゲシッ
男「あいたっ……蹴るな蹴るな。じゃあ春休みになったら、二人でタンポポ見に遊びにいっか?」
女「えっ? 二人でって、タンポポなんかどこにでも咲いてるじゃん」
男「だから、そこいらの川原の土手でも、校舎裏でもいいから二人で歩こうっつってんの」
女「……それってデートの誘い? なんか地味ー」
男「うっせぇ。お前がちびっこでチンチクリンだからそれに合わせたんじゃ」
女「何それ、ひどーい!! タカシのくせに生意気だぞ!!」
男「あぁ、分かったからギャースカ騒ぐな。それで、行くのか行かないのか、どっちだ?」
女「……行くけど」
男「なんだよ、結局行くのかよ」
女「うっさいなー、ぼっちで寂しいタカシのことを思ってやったんだよ!」
男「はいはい、ありがたいありがたい」
女「じゃあ、タンポポの咲く季節になったら、約束だかんな!」
男「オッケー、お嬢様」
女(……早く春になんないかな///)
最終更新:2012年02月29日 00:36