20 名前:1[] 投稿日:2012/03/10(土) 00:08:06.15 ID:kNCQQcE+0 [1/6]
諦めの悪いツンデレにもういいだろって言ったらというか言うまで
タカシ宅
ピンピンピンピンピンポーン
タ「うるっさい!!」
ツ「遅い!」
タ「普通ちょっと待てよ!!つか母さんが出ることも考えろ!」
ツ「タカシのお母さんは今日お仕事でしょ?朝家から出るのみたわ」
タ「何で俺ん家みてるの?朝っぱらから」
ツ「た、たまたまよ!」
タ「じゃあ何でこんな時間に来たの?まだ朝だぞ?」
ツ「もう昼よ!アンタに勉強を教えに貰いにきたのよ」
タ「俺にとって休日の朝は午後二時までなんだよぉ!!」
ツ「知らんわ!!てかそろそろ起きてるだろうなって思ってきたのにまだ寝てるわけ?意味わかんないし!」
タ「とりあえず帰れ!今日は無理!」
ツ「やだ!!タカシが勉強教えるって言うまで帰らないから!!」
タ「へーへー、勝手にしてくださいな!」
バタンッ!!
タ「…多少は言いすぎたかもだが、さすがにアイツでも帰るだろ」
タ「……眠気が無くなった。起きるか」
21 名前:2[] 投稿日:2012/03/10(土) 00:08:45.92 ID:kNCQQcE+0 [2/6]
十数分後
タ「さすがにアイツは帰ったよな」
タ「……窓からのぞいてみるか」
ガチャ
タ「・・・・・・・・・・・・いるじゃねぇか。アホか、あいつは」
数十分後
タ「やっぱジョジョは面白いわ~センスあるわ~」
タ「……さすがに帰ったよな、アイツ。今日寒いし」
ガチャ
タ「はぁ……まだいるじゃんかよ」
タ「もう少し待つか。めんどくさいし、何かアイツ怒ってるし」
二時間後
タ「やっぱ眠たいわ~、寝るか」
タ「はぁ~、ダメだ、気になる。アイツバカだからホントにずっと待つつもりかもしれん」
ガチャ
タ「やっぱいたよ、今日最高気温が3度だぞ?」
22 名前:3[] 投稿日:2012/03/10(土) 00:09:35.26 ID:kNCQQcE+0 [3/6]
タカシ宅前
ツ「あ、ドア閉めた!…クソ!こうなったら意地でもここにいてやる!!」
十数分後
ツ「全く、早く来なさいよ」
ツ「……ちょっと寒いわね」
数十分後
ツ「来ない。やっぱり帰ったほうがいいのかな?」
ツ「いや!!絶対帰らない!タカシが悪いんだから!!ずっとここにいてやるんだからぁ~!!」
23 名前:4[] 投稿日:2012/03/10(土) 00:10:16.48 ID:kNCQQcE+0 [4/6]
二時間後
ツ ヘッキシ!
ツ「寒い、タカシ来ない。何で!女の子を待たせるなんて、アタシ、寂しいじゃん」
ツ「!さ、寂しくなんか無い!!断じて!寒くもない!!断じて!!」
ガチャ
タ「ヘイヘイそうですか、とりあえず大声は近所迷惑なんでやめてくださいー」
ツ「タカシ……ぃ」
タ「?今何か言ったか?まぁいい、早くあがれ、もういいだろ」
ツ「よく、ない。女の子一人に…するなんて…」
タ「はぁ~、お前はホントバカな」
ツ「うるさい……おそい」
タ「もういいだろ、入れよ」
24 名前:5ラスト[] 投稿日:2012/03/10(土) 00:10:57.78 ID:kNCQQcE+0 [5/6]
ツ「……」
タ「…………もういいよ、分かってるから泣けよ。二時間も待たして悪かったな、ココアぐらいならご馳走するからほら、来い」
ツ「うう、うくっ…紅茶にして」
タ「え?聞こえないぞ?」
ツ「紅茶にしなさいっていったのー!!」
タ「泣いてる泣いてる」
ツ「アンタが泣けっつったんでしょー!!ヒック、うう」
タ「ほら、おまえが望むだけ勉強教えてやる」
ツ「タカシ…ヒッグ…アリガト…」
タ「こっちこそ礼しなきゃならないな、アリガト」
ツ「え?」
タ「待っててくれて、うれしかったんだホントは」
ツ「そ、そんなに?」
タ「気になって窓から見てた。そのたびに安心と、心配した」
ツ「そんなこと、言ったの初めてね」
タ「言ったのは、な」
ツ「ふぇ?」
タ「とりあえず急いでこっちこい!ドア閉めるぞ!」
ツ「ああ!!ちょっと待ちなさいよー!!!」
もちろんその日は二人の罵りあう声が聞こえました
一方的に片方は論破されまくってたけど、バカだから
最終更新:2012年03月12日 15:19