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51 名前:夜寝る時はデレデレな新妻みこちん 1/5[] 投稿日:2011/05/20(金) 00:22:10.64 ID:olL9ZtUlO [2/6]
寝ようと思ったら枕を抱えた尊がやって来た。
長々と言い訳をしていたが、どうやら怖い夢を見たせいで一人じゃ眠れなくなったらしい。

『ふ、ふん、どうせお前も一人じゃ眠れなかったところだろう?
私が気を利かせて、わざわざここまで来てやったんだ。ありがたく思うがいいっ!』
「いや、別に眠れないなんて一言も言ってないんだが…」
『反論は許さん!お前はな、黙って布団に入っていればいいんだ!!』

なんという我が儘だろうか。…まぁ、こんな子供っぽい我が儘を普段クールな尊がしてると思うととても可愛いわけだが。

『まったく。仮にもお前は私の伴侶なのだぞ!?少しはその自覚を持ってもらいたいものだな!
……ほ、ほら、何をボサッとしている!早く隣を空けないか!!』

いつもの様に偉そうにしてるがイマイチ覇気がない。心なしか頬も赤い
ああ、そんな可愛い姿を見せられたら、意地悪したくなるじゃないか!

52 名前:夜寝る時はデレデレな新妻みこちん 2/5[] 投稿日:2011/05/20(金) 00:24:30.11 ID:olL9ZtUlO [3/6]
「……ああ、尊の言う通りだ、ちょっと人肌が恋しくなってたところでさ。さ、早く隣においで」
『えっ……?ちょっ、な、ななな何を言っているんだお前は!!と、隣においで……だなんて……!』

俺の予想外の言葉を受けて、尊は案の定顔を真っ赤に染めならがら慌てふためいていた。

尊は基本的に想定外の出来事に弱い。
だからこそ、尊大な態度を取ることで物事の主導権を握ろうとするのだ。
今だって本当は、勢いに任せて済ませてしまおうと思っていたのだろう。まぁ、相手が悪かったな


「ほら、お互い明日早いんだからさ。来るなら早く来なよ。ね?」

そうやって、空けたスペースをポンポンと叩いてやる。
当の尊といえば、顔を真っ赤にしながら口をあんぐりと開けていてこっちを見ていた

『し……仕方ない奴だな……!ほ、本当は嫌で堪らないが……仕方……なぃ…………』

本当は嫌で堪らない、か。そんな真っ赤な顔で、
しかも上目遣いをしながら言われてたところで何の説得力もない

54 名前:夜寝る時はデレデレな新妻みこちん 3/5[] 投稿日:2011/05/20(金) 00:27:18.44 ID:olL9ZtUlO [4/6]
まぁそんなこんなで、そそくさと枕を置いて隣に座る尊。
チラチラとコチラを見てくる姿がなんと可愛いことか。

こんな時にやることは決まっている。尊が大好きなアレだ。


(なでなで)
『ふわっ…!?……ば、ばか者、頭を撫でられるの好きではないとあれほど……!』

尊の言葉を無視して、優しく、いたわるように頭を撫で続ける。
尊の長くすべすべとした髪が、触っているコチラとしても非常に心地好い

『……んっ……』

先程の言葉とは裏腹に、目を細めながら身体をあずけてくる尊。ホントに頭を撫でられるのに弱いようだ
……いやはや、ここまで嫁さんに甘えてもらえる俺は、超が付く程幸せ者なのは違いない

56 名前:夜寝る時はデレデレな新妻みこちん 4/5[] 投稿日:2011/05/20(金) 00:32:40.29 ID:olL9ZtUlO [5/6]
「……よしよし、それじゃあ尊サン。今晩はどのようなスタイルでお眠りになりますか?
腕枕をすればよろしいでしょうか?それともわたくしめが抱きまくらになればよろしいでしょうか?」
『……む、むぅ……そ、その……』

ふふふっ、今度はいったいどんな可愛い反応を返してくれるかな?

『……え、ええと、さ、最近はお前を抱きまくらにしてばかりだったからな
…………きょ、今日は……お前の腕の中で眠りたい……というか……な、なんというか……だ、ダメ……か……?』

……一瞬、時が止まった気がした

『なっ……なんだその顔は!?いいから、お前は黙って私を抱きしめていればいいんだバカ!!』


おいおい、そんな可愛いことを言われたら、もうおちょくることなんてできるわけがないじゃないか
……本当に、コイツのデレは何が飛び出してくるか分からないから恐ろしい
やれやれ、こうやって知らない間に尊の思うようにイニシアチブを握られていくんだろうなぁ

57 名前:夜寝る時はデレデレな新妻みこちん 5/5[] 投稿日:2011/05/20(金) 00:34:16.18 ID:olL9ZtUlO [6/6]
「……はははっ、お前にはホント敵わないなぁ」
『あっ…』

腕に力を込めて尊を抱き寄せる。鍛練をしているはずなのに、尊の身体からは柔らかさしか感じないのだから不思議だ。

「……それじゃあ今日は、このままずっとギュッってしててあげるよ。それでいいかな?」
『…………ふ、ふん、なんて気分の悪さだ。これじゃあ明日の朝は寝不足確定だな』

そう言いつつ、腕の中に潜り込んでくる尊。まぁ、こんな可愛い嫁の姿を見られるのなら、


「それじゃあ……お休み尊」
(チュッ)
『……んっ……お、お休み……!』

---尻に敷かれるのも悪くないかもな
最終更新:2011年05月21日 00:55