23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/10(火) 22:09:37.56 ID:IDaIHzhfO [2/8]
  • ジャンプしても届かない

女「よっ、はっ……」ピョンピョン

男「何してんのお前。盆踊りには季節外れだぞ」

女「盆踊り違う! ちょっとあそこの箱取ろうとしてただけ!」

男「んー…踏み台になるような物もなしか。俺が取ってやろうか?」

女「仕方ないわね、あんたデカブツだから、こういう時にしか役立たないんだから」

男「はいはい……よっと」ヒョイッ

女「そうよ、それでいいの」ムフー

男「むーん、残念」パッ

女「ちょ……ちょっと。早く渡してよっ、それ私のよ!」ピョンピョン

男「お礼も言わないちびっこには渡せませんなぁ」

女「なっ……だ、誰があんたにお礼なんか言うもんか!!」

男「こらこら、お前は礼節までおこちゃま並みなのか?」グリグリ

女「ぐぬぬぅ……もういいわよ馬鹿、タカシの意地悪!!」タタッ

男「あ……この箱どうすんだよ、おい」


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/10(火) 22:36:58.90 ID:IDaIHzhfO [3/8]
  • ちびっこツンデレ(尊さんVer.)

男「一説によると、カップルの身長差は10cm程度がもっとも見栄えがするらしいな」
尊「何を唐突に……それに、その胡散臭い情報はどこから得たんだ?」
男「妹のティーン誌で見た。んで実際そんなもんかなーと思って」
尊「その手の情報に踊らされるのは馬鹿のすることだ。つまりお前は馬鹿だ」
男「まぁそうかもしれんけど、確かに10cmくらいが理想的かもなぁ」
尊「うっ……」←146cm
男「どうした? 尊」←172cm
尊「べ、別に何も……」
男「ははーん。俺が身長の話なんかしたから、尊のちびっこコンプレックスに火が着いたか?」
尊「コンプレックスではない! 私は誰が何を言おうと私だ!」
男「はぁ。相変わらず背丈に似合わない自信家っすねー」ヒョイッ
尊「わわっ! き、急に抱き上げるの止めろ!」
男「おー、軽い軽い。これなら10cm差なんて関係ないね」
尊「誰がお前となんかカップルになるか……!!」ジタジタ
男「暴れんなって。ほら、これが10cm差だぞー」
尊「あっ……(顔、近っ……///)」
男「ん? どうしたちびっこ。顔が赤いぞ」
尊「……やっぱり私は、今のままの身長でいい」ストッ
男「そらまたどうして?」
尊「あぁもう、なんでもいいだろっ!!///」


29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/04/10(火) 22:56:39.44 ID:IDaIHzhfO [4/8]
  • ちびっこツンデレ(かつみさんVer.)

女「やい、タカシ! いるか!」
男「おぉ、誰かと思えばかつみじゃないか。上がれよ」
女「上がれよ、じゃねー! 今日こそは絶対決着つけてやっからな!」
男「またかよ、お前そうやって何度俺に負けてると思ってるんだ?」
女「うるせぇ、勝つまでやるのが俺の流儀だ!!」
男「喧嘩じゃないんだから、そんな殺伐としなくても……」
女「喧嘩なんかじゃねぇ、これは戦争だ!!」
男「はぁ……じゃあ、負けたらいつもの『アレ』でいいんだな?」
女「おう。その代わり、俺が勝ったら明日学校で昼飯おごりな!」
男「まぁ、どうせ俺が勝つけどな」
女「ぜってぇー負けねぇー!!」ズカズカ

―――1時間後

男「……」ホジホジ
女「……」ブスッ
男「おー、取れた取れた。でっかい耳くそ大量に取れた」
女「うっせぇ。黙ってやれ」
男「しっかし、お前ホント弱いなー、ぷよぷよ。何度やれば上達すんだよ」
女「あぁ!? これでも昔よりは格段に……」
男「動くなって。鼓膜破けても知らないぞ」
女「……クソッ」
男「あとな、お前耳ん中すっげぇ汚ぇ。たまには自分で耳掻きしろ」
女「負けんのが癪だからわざと汚くしてんだよ、馬鹿」
男「憎まれ口もそこまで行くと立派だわ……ほれ、次は反対の耳な」
女「……ふんっ」ゴロン

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/10(火) 23:35:51.36 ID:IDaIHzhfO [7/8]
  • ちびっこツンデレ(まつりさんVer.)

纏「~♪」
男「おっとぉ、纏が鼻歌交じりだ。これはどうしたことだ」
纏「抑揚のない声で言うでない。酷く不気味じゃぞ」
男「すまんこ。で、何がどうしてそんなに機嫌がいいんだ?」
纏「ふっふ、よくぞ聞いた。実はの……身長が伸びておったんじゃ!」
男「え……どこが? 見た目ほとんどっつうか全く変わってませんが」
纏「抜かせ阿呆。昨日よりもごみりも伸びたのじゃぞ?」
男「ご、5mm……? おっきめの蟻一匹分?」
纏「悪いか! ごみり伸びれば儂もひゃくごじゅっせんち代なのじゃぞ!」
男「あー、ギリギリ足りてなかったんだ」
纏「そうじゃ。主に取ってはたかがごみりじゃが、儂には偉大なごみりなのじゃ!」フンス
男「そうかそうか、良かったな」ポムポム
纏「これ、頭をはたくな。せっかく伸びたごみりが縮んだらどうする」
男「……ちっちゃくなーれちっちゃくなーれ」ポムポム
纏「なんじゃその呪文は!? 何を呟いておる!!」
男「人の努力が水泡に帰すのって楽しいよね!」ポポポム
纏「さ、最低じゃ! タカシは最低じゃー!」
男「最高の誉め言葉だぜ……フヒヒ」ポンポン


38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/10(火) 23:49:51.32 ID:IDaIHzhfO [8/8]
  • ちびっこツンデレ(ボクっ娘Ver.)

女「タカシ! お前ボクのプリン食べただろ!」
男「んぇ? あぁ、賞味期限切れそうだったから食べたけど」
女「なんで一言言わないんだよ! ボクのだって知ってたろ!」
男「すまんすまん。後で買ってきてやっから」
女「駄目! 今すぐ!」
男「うぇー? 今すぐは面倒くせぇよー」
女「自分が食べておきながら、悪びれもせずゴロゴロしくさって……!!」
男「後でコンビニ行くからその時でいいだろ?」
女「駄目だってば!! 今すぐ動かないと、目潰し食らわすかんな!!」
男「だがしかし、身長の差で目まで指が届かないのであった」
女「そんなことない、届くもん!! えいっ、えいっ!!」スカッ、スカッ
男「かすりもしませんな」
女「ぐぬぅ~っ……タカシの馬鹿ぁ!! 横着者!!」ゲシッ
男「はぐっ!?」
女「目潰しは届かなくても、こっちは届くんだぞ!!」
男「だから金的は止めろって……あ、走馬灯……」ピクピク
女「自業自得だ、バカタカシ!!」


43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/11(水) 00:09:46.94 ID:OlFKrQMCO [1/7]
  • ちびっこツンデレ(お嬢Ver.)

―――ある日の下校時

女「タカシ、私の手をとりなさい」
男「んぇ? いきなりどうして?」
女「あなたも男なら、いずれは女をエスコートする立場にあるんですのよ? だからですわ」
男「答えになってねー。俺はなんでそれを今するのか聞いたんだけど?」
女「タイミングなど関係ありません。さぁ、やる気があるなら早く手をとりなさい」
男「はぁ……まぁ別に構わんけど」ニギッ
女(うふふ……さりげなくタカシと手を繋げましたわ。これでタカシも私を意識せずにはいられないはず)
男「……なんか、あれだな。こうして手を握ってると」
女「分かりますわよ。まるで恋人のようだとおっしゃいたいのでしょう?」
男「えっ?」
女「でも残念ですけれど、私とあなたでは身分違いの恋なの。お分かりかしら」
男「いや、あの、リナ……?」
女「せいぜい悲恋に身を焦がし、私に憧れ続けるといいのですわ。オーッホッホ!」
男(……俺は保護者みたいな気分になるなって言いたかったんだがな)
女「どうしましたの? 呆けていないで、さっさと行きますわよ」ギュッ
男(……なんやかやでこいつも手ぇ離さないし)ギュッ


47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/11(水) 00:32:41.62 ID:OlFKrQMCO [2/7]
  • ちびっこツンデレ(いいんちょVer.)

―――二人で勉強中

女「……」カリカリ
男「……」ジーッ
女「……なんですか、別府くん?」
男「へっ?」
女「何かさっきから、あなたの視線を感じるんですが」
男「えー? 気のせいじゃね?」
女「そうですか……分からないところがあるなら、ちゃんと言ってくださいね?」
男「アイサー」
女「ふぅ……」カリカリ
男「……」チラッ
女「……やっぱり見てますね?」
男「そんなバカな」
女「誤魔化さないで、ちゃんと理由を言ってください」
男「……いやー、実はいいんちょのつむじにちょっとみとれちゃってさ」
女「どこを見てるのかと思えば……よりによってつむじですって?」
男「そう。いいんちょちっこいから、座ると余計につむじが丸見え」
女「それは私が小さいせいでなく、あなたの座高が高いせいでしょう?」
男「なんか、思わずぐりぐりしたくなる良いつむじなんだよなー」グリグリ
女「止めなさい。今は勉強中ですよ?」グサッ
男「いって! シャーペン刺さった!」
女「人のコンプレックスを弄ったりするからです」プンプン
男「あぁ、地味に気にしてたんだ……いてて」


53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/11(水) 01:03:43.23 ID:OlFKrQMCO [4/7]
  • ちびっこツンデレ(関西さんVer.)

女「タカシー! こっちやこっちー!」
男「おー、今いく」
女「はよせんと立ち見席しかなくなんで!」
男「あんまり急がせるなよな……こっちは乗り気じゃないんだから」
女「せっかくうちが誘ってあげたのに、なんちゅう言い種なん!」
男「だって……阪神のファン交流イベントなんて、全く興味ないし」
女「そんならうち一人で楽しむだけやし、タカシはせいぜい指くわえて見てればいいわ」
男「本当、阪神のことになると目の色変わるな……」
女「んー……前の方でなんかやってるのに、人垣で見えへん。タカシ、肩車して」
男「えぇ……なんで俺がそんな休日のパパさんみたいなことを」
女「うち軽いからいいやろ。はよせんと終わってしまうやん!」
男「あーもうこのワガママ娘が。わーったよ肩車してやるよ!」
女「御託はいいから。急げ!!」
男「チクショウ……ほらよ!」グィッ
女「きゃあ! ちょっとタカシ、変なとこ触らんといてよ!」
男「触ってねーよ! で、前では何してんだ?」
女「やーん! みんなサインもらってる! うちも欲しい! タカシ、このまま前に移動して!」
男「このままかよ! お前身長の割に重たいから大変なんだぞ!?」
女「重くないわ、アホ! タカシが貧弱やからちょうどいいトレーニングなるわ!」
男「お前、人の都合も考えず……」
女「ほら行けタカシ!! 走れ走れ!!」
男「ったく……あー恥ずかし……」
最終更新:2012年04月13日 01:53