75 名前:1/5[] 投稿日:2012/04/20(金) 03:37:02.46 ID:+oLZd4Wy0 [2/7]
  • ツンデレに猫耳着けてニャンってやってって命令したら

「ほい、革命」
『え、あっ……ててて、テメー、何しやがんだよ!! 奴隷のクセに反逆起こすとか、
ふざけんなよ』
「くくく、女王様。王権とは長くは続かないものなんですよ」
【いやー、別府君ナイス。正直、こんかい手札悪かったのよね。下僕がロクなものくれ
ないからさ】
[贅沢言わないでよ友ちゃん。あんな手札しか渡せなかった僕の身にもなってみてよね]
「じゃあ、ほいほいっと。よっしゃー、王権奪取成功っ!!」
『ちくしょう。まさかこんな所で…… けど、負けてたまるか。ぜってー奴隷になんて
ならないからな』
【ゴメン、これでどう?】
『あっ…… おま、この局面で8の3枚とか出すか普通。んなもん持ってるわけねーだろ』
【じゃあゴメン。これで上がりね】
『ちくしょー。こうなりゃ山田だけでも仕留めてやらあ。覚悟しろよっ!!』


『……負けた……』
[危なかったよ。あそこでペアカード連続で出された時はもうダメかと思ったけど]
【最後の一枚で力尽きたわねー】
「さて、と。これで今回の奴隷は勝美と決まったわけだが」
『ふざけんなコラ!! あたしややんねーぞ。誰がタカシの命令なんて聞くか!!』
【そうは言っても、ルールだからねえ。陛下の命令には従わないと】
『誰だコラ。大貧民の位を変更して国王とか奴隷とかして、勝者が敗者に何でも言う事
聞かせられるルールにしようって言い出した奴は』
【言い出しっぺは私だけどね。でも、かつみんノリノリだったじゃない】
『かつみん言うな。とにかくタカシは命令出すの禁止。あたしは絶対タカシの言う事な
んて聞かないからな』

76 名前:2/5[] 投稿日:2012/04/20(金) 03:37:22.88 ID:+oLZd4Wy0 [3/7]
「ほお? そう仰いますか。元、女王陛下」
『な、何だよ。ワザとらしく演技なんてしやがって』
「いやいや。女王陛下の威光を笠に着て、俺に散々一発芸やらせては大爆笑していたク
セに、いざ自分が同じ立場になったら拒否するとは、少々考えが甘いのではないかな、と」
『その得意気な顔がスゲームカつくな…… さっきまで奴隷として這いつくばってた野
郎が偉そうに』
「そりゃあ、立場逆転だからなあ。とにかく勝美にもう命令権限はない。ちゃんと一つ、
言う事を聞いてもらうからな」
【大丈夫だってば。ちょっとした罰ゲーム程度なんだし、ムキになる必要ないって。一
応、エッチな事とか禁則事項になってるし、ちょっと屈辱に耐えればすぐにまたチャン
スは巡って来るわよ】
『ちっきしょう…… わかったよ。とりあえず、さっさと命令出しやがれ。言っとくけ
ど、くだらねえ命令だったら、そく反逆かますからな』
「まあ、落ち着け。この時の為に、ちゃんと考えてあるんだからさ」
『だったら、もったいぶらずにさっさと言え。あたしはとにかく、早くテメーにリベン
ジしたいんだ。タカシのドヤ顔見てるとマジで反吐が出そうだし』
「よし。それじゃあ、勝美。この猫耳着けて、ニャンってやって」
『…………は?』
「いや。だから、猫の物真似やるの。これを着けて」
【あ、あと尻尾もあるわよ。耳だけじゃあ片手落ちだし】
「おー。じゃあ、四つんばいになって尻尾も振って貰おうかな。可愛らしく」
『てっ……ててっ……』
「あと、仰向けになってゴロゴロして貰うのも可愛らしそうだよな」
【いっそ甘えて貰っちゃえば? 頬っぺたスリスリするとかさ】
『テメーら何考えてんだっ!! いい加減にしろよな友子まで結託しやがって。どうい
うつもりだっ!!』
「どういうつもりも何も、俺は単に可愛い猫かつみんが見たいだけで」
【私もただ、勝美が猫になるとこを見てみたいから、乗っかってるだけで、別に結託し
てる訳じゃないわ。互いの利益が一致しただけよ】

77 名前:3/5[] 投稿日:2012/04/20(金) 03:38:01.01 ID:+oLZd4Wy0 [4/7]
『っく…… 猫かつみんとか言うな。キメエ。ふざけんなよな。何であたしがそんな屈
辱的な真似をしなくちゃなんねーんだよ。冗談じゃねーぞ。却下だ却下そんなの』
「何言ってんだよ。ついさっきまで無敵の皇帝だのなんだの言って、俺や山田に散々罰
ゲームやらせてたじゃんか。自分が落ちぶれたら文句言うなんて、往生際悪過ぎだろ」
【だって、奴隷ってそういうものじゃない。屈辱に耐えてこそ、明るい未来もあるってものよ】
「くっそ~…… 二人して偉そうに御託並べやがって。おい、山田。お前、あたしの代
わりにやれよ。お前も下僕なんだし、身分対して変わんねーんだからさ」
[僕は下僕だからね。国王陛下や大臣の意向に沿うだけだよ。多分二人とも、勝美ちゃ
んだからこそ、猫の物真似やってほしいって思ってるんだろうし]
「当たり前だろそんなの。山田がそんな真似しても可愛くも何ともねえ」
【あたしだって見たくないわよ。ていうかコイツそつないし、そこそここなしちゃいそ
うでつまんないもん。勝美だから面白いのよ】
「二人して、人をおもちゃにして遊びたがってるだけだろ!! こうなりゃ意地だ。ぜっ
てーやんねーぞ。あたしは」
【はいはい。分かったから、これを着ける】
 ガポッ!!
『あてっ!! 何しやがんだよ。こんなの無理矢理被せやがって』
【えーと、後は、尻尾付きスカートと、肉球手袋ね。ほら、ちゃんと一式揃ってるから、
観念して着けなさい】
『嫌だって言ってるだろ。てか、タカシっ!! テメー何、ジロジロと見てやがんだよ!!』
「可愛い……」
『へっ!?』
「いや、マジでストライクだこれ。頼む勝美。是非、フルセット着けて猫の真似やってくれ!!」
[ホントに可愛いよ。うん。勝美ちゃんよく似合ってるよ]
『バババ、バカ野郎!! 二人して何言ってやがんだ!! そ、そんな風に褒めたって、
嬉しがったりしねーからな!!』

79 名前:4/5[] 投稿日:2012/04/20(金) 03:38:21.38 ID:+oLZd4Wy0 [5/7]
【ほら、勝美。これ着けて。男子二人がこれほど期待してんのよ。やらない訳にいかな
いでしょ?】
『う~~~~っ…… クソッ!! 貸せ、友子!!』
【えっ?】
『こんな所で着替えられるか。脱衣所借りるぞ。着替えてくる』
「おお、さすが勝美。やっとやる気になってくれたか」
『うるせえ。いつまでも駄々こねてるのも女々しいって思っただけだ。テメーの為にや
るわけじゃねーからな。バカ!!』


「おお~~~~っ!!」
【あらら。よく似合ってるじゃない、勝美】
[勝美ちゃんがフリフリのスカート履いてるってだけで新鮮なのにね。猫のコスまでし
てるなんて、眼福過ぎるよ]
『う、うるせえ。ジロジロ見んな……特にタカシ。テメーはダメだ』
「いや、これは無理だろ。見るなって言われても視線外せねーよ」
『うっく……み、見せもんじゃねーんだぞ。バカ』
【さて。それじゃあそろそろ物真似やってもらわないとね。別府君。どんなポーズ見てみたい?】
「うーん……そうだな。じゃあ、まずはオーソドックスに、両手を肩の高さに上げて、
首を傾げながら可愛らしく鳴いて貰おうかな」
『そ、そんな事出来っかよ!! ふざけんなよコラ』
「あ、そうだ。しゃべる時も、語尾にニャンって付けた方がいいな」
【だそうよ、勝美。国王様のいう事だもの。一度腹を括ったからには、ちゃんとやらないとね】
『クソこのアマが……他人事だと思いやがって……』
【あら? 私は猫の物真似くらい抵抗なくやってみせるわよ? 勝美が恥ずかしがりや
なだけじゃない】
『誰が恥ずかしがりやだっ!! 分かったよ。やりゃいいんだろ、やりゃあ』
【勝美。言葉言葉】

80 名前:5/5[] 投稿日:2012/04/20(金) 03:39:38.37 ID:+oLZd4Wy0 [6/7]
『クッ…… わ、分かってる……ニャンッ!! これで良いんだニャッ?』
「おー、可愛い可愛い。それじゃあ、早速ポーズを取って」
『う~っ…… ニャ……ニャンッ……』
「くーっ!! いいねえ。じゃあ、次は四つんばいになって、甘えるような仕草して」
『テ、テメッ……調子に乗る……ニャンッ…… お、終わったら絶対殺してやるニャッ!!』
「ああ、もう好きにしてくれ。正直、引き換えに殺されても惜しくないくらい可愛いぜ」
『ニャッ!? そ、そういう事言うの反則……ニャッ……』
「ほら。こっちおいで。可愛がってやるから」
『だ……だめニャンッ!! な、撫でるのとか禁止にゃ……ふにゅぅ……』


[どうしたの、友ちゃん。何か急に黙っちゃって。さっきまで夢中だったのに]
【へっ…… べ、別に何でもないわよ。アンタこそ、みっともなくデレッとした顔して
見とれてんじゃないわよ。このスケベ】
[ち、違うよ。勝美ちゃんに見とれてたわけじゃないってば。ただその……ちょっと……]
【ちょっと、何よ? はっきり言いなさいよね。アンタってばそういう所が男らしくないのよ】
[うー……じゃあ言うけど、勝美ちゃんの猫コスを見てたらさ。きっと友ちゃんも似合
うんじゃないかなあって]
【んなっ!? ななな……何変な事妄想してんのよっ!! 大体私なんてそんな可愛く
もないし、スタイルだって勝美に比べれば全然だし……い、色気だってないし……】
「そんな事ないよ。着てみたら絶対可愛いって。少なくともその……僕は、かつみちゃ
んより友ちゃんの方がいいかなって……」
【バ……バカな事言わないのっ!! 大体アンタに見せるために猫のコスとかする訳な
いじゃない。ぜ、絶対しないんだから!!】


終わり
あと、犬っ娘とかバニー姿とかもやらせてみたかったが、猫かつみんが可愛すぎてもう満足してしまった件
最終更新:2012年04月30日 18:18