30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/20(金) 23:25:45.88 ID:Kc7Y/bspO [4/4]
- 間違ってツンデレのおやつを食べてしまったら(かなみさんVer.)
女「ちょっとタカシ! あんた私が買ったポッキー食べたでしょ!」
男「んー?」ポリポリ
女「あーっ! 言ってる側から! 早く返しなさい!」
男「わりぃ。これ最後の一本だったわ」
女「なんで勝手に人の物に手ぇ出せるのよ……せっかく楽しみにしてたのにぃぃぃ!!」
男「今度買って返すから、許せ」
女「私は今日食べたかったの! もし謝る気があるなら今すぐ買いに行きなさいよ!」
男「それも面倒だな。よし、それならこの最後の一本をくれてやる」
女「い、いらないわよ。タカシがもう口つけてるじゃない!」
男「だから、このまま食えってことだよ」
女「それじゃあポッキーゲームと同じでしょ!」
男「そうだよ。どうしても食べたいなら、それくらい我慢出来るだろ(詭弁)」
女「た、確かに今すぐ食べたい気分だとは言ったけど……」
男「遠慮しなくていいんだぞ、元々お前のなんだし」
女「うぅ……し、仕方ないわね。えぃっ!」
男「えー? なんで途中で折っちゃうんだよ。もっと根元までこいよ」
女「うるさい! あんたの馬鹿になんか付き合ってられるか!」モグモグ
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/21(土) 09:12:08.01 ID:tGq5ZJssO [2/11]
- 間違ってツンデレのおやつを食べてしまったら(ちなみさんVer.)
女「……あ」
男「ん?」モグモグ
女「……それ、私のプリン……」
男「あぁ、悪い。腹減ってたからつい」
女「……なんで……人の物を……勝手に……食べる……」
男「悪気はなかったんだよ、また明日買って返すから」
女「……一緒に……食べたかったのに……死ねタカシ……」ムスッ
男「一つしか残ってなかったんだから、どっちにしろ無理だって」
女「……タカシには……一つを半分こするという……発想はないのか……」
男「それでいいのか? 量半分しか食べられないぞ?」
女「……私はタカシほど……意地汚くないから……半分で充分……」
男「だったら、これ半分しか食ってないから良ければ返すよ」
女「……駄目……勝手に食べた罰として……私に食べさせろ……」
男「はぁ? 何言ってんだよ」
女「……タカシが悪いんでしょ……甘えんな……」
男「どっちかというとお前の要望の方が甘えてるような……まぁいいけど。ほらよ」
女「……(パクッ)……あむあむ……」
男「美味いか?」
女「……不味い……けどもう一杯……」
男「青汁かよ」
80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/21(土) 09:39:52.79 ID:tGq5ZJssO [4/11]
- 間違ってツンデレのおやつを食べてしまったら(尊さんVer.)
男「うぉっ!?」
尊「……」ゴゴゴゴ
男「なんか尊がすごい擬音させて戸を蹴破ってきた」
尊「……タカシ。冷蔵庫のロールケーキ食べたの、貴様か?」
男「え? あぁ、そういや食ったような……それがどうかしたか?」
尊「やはりか。よし、介錯してやるから今すぐ腹を切れ。今すぐだ」
男「なんでいきなり切腹!?」
尊「……あれはなぁ、私がネットで取り寄せた、有名洋菓子店の限定品だったんだよ!!」
男「そうだったのか!? わ、悪い……量少なかったから全部食っちまった」
尊「あれを楽しみに今日まで頑張ってきて、いざ食べようとしたら裳抜けの殻だ」
尊「貴様にその気持ちが分かるのか、えぇ!? 分かるのかと聞いている!!」
男「すまん、本当にすまん!! 土下座して謝りますから!!」ズザザー
尊「……そこまで言うなら、一つ条件を提示してやる」
男「そ……その条件って?」
尊「いかにロールケーキとはいえワンホールも食べたんだ。どんな味だったか感想くらい言えるだろう」
尊「その感想で、私の舌の上にその味を思い浮かばせることが出来たら、許してやる」ジュル
男「尊さん、よだれよだれ」
尊「う、うるさい! 早くしろ!」
男「どんな味って言われても……ふ、普通の味? としか……」
尊「この貧乏舌があァァァァァァァッッッ!!」
男「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
これより三日間、ご飯がロールケーキのみの刑に処されました。
155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/21(土) 21:00:47.67 ID:tGq5ZJssO [10/11]
- 間違ってツンデレのおやつを食べてしまったら(纏さんVer.)
纏「……ん?」クンクン
男「な、なんだよ。纏」
纏「……主、口から甘い匂いがするな」
男「え? そ、そうか?」
纏「餡この匂いがする……ちょっとそこで待っとれ」トトト…
男「ヤバイ、バレたか……? 逃げようかな」
纏「こりゃあぁぁぁー!」トトト
男「うわ、帰ってきた!! はやっ!!」
纏「水屋に入れといたきんつばがのうなっとるぞ!! 儂のおらぬ間に食うたな!!」
男「わ、悪かった! 悪かったから、着物の裾はだけて走るな!」
纏「許さぬぞぉ~! 食べ物の恨みは深いと思い知れぇ~!」ギリギリギリ…
男「ぐおぉ……首絞まってるから、死んじゃうから」パンパン
纏「ふん、主なぞ死ねばよいのじゃ!」
男「ゲホゲホ……そ、そんなにきんつば好きだったのか?」
纏「そうじゃ! 和菓子ならなんでもよいという訳ではないのじゃ!」
男「そっか……すまん」
纏「謝って済む問題ではないわ!」
男「じゃあ今度から、きんつばお土産に買ってくるから許してくれ」
纏「ぐぬっ…! そ、それしきのことで儂が機嫌をなおすとでも思うたか? あん?」
男「口調が極妻なのに顔がにやけてるぞ」
161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/21(土) 21:28:27.13 ID:tGq5ZJssO [11/11]
- 間違ってツンデレのおやつを食べてしまったら(かつみさんVer.)
女「せいっ!」ゲシッ
男「どぅほっ! てめぇ何すんだかつみ」
女「何すんだはこっちの台詞だ。タカシお前、私のバームクーヘン食っただろ!」
男「え? あれお前のだったの? てっきり自分で買って忘れてたのかと」
女「うるせぇ! 私は甘いもん大好きなんだよ! 見た目で判断スンナ!」
男「ほうほう、それは初めて知った。かつみもなかなか可愛いとこあるな」
女「そ、そんなことはどうでもいいっ! それより、この落とし前はどうつけてくれんだ!?」
男「んー、そうだな。のど飴と交換ってことでどうだ?」
女「んなもん交換になるかぁー!!」
男「でも、これならかつみも欲しがると思うし、俺もあげてもいいと思ってるんだけどな」ペロ
女「!? おま、それは……」
男「俺のなめかけのど飴。もちろん渡す時は口移しで。どう?」
女「そっ……そんなもんいるか馬鹿あぁぁぁぁぁ!!」バキッ
男「へぶろっ!?」
女「汚ねぇもん人に食わせようとしてんじゃねぇ!! もういいよ!!」プンプン
男「……あ、口ん中から血の味がする……」
ここから597.4スレ
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/22(日) 18:25:31.97 ID:3/TtirLnO [3/14]
- 間違ってツンデレのおやつを食べてしまったら(いいんちょVer.)
女「あら、変ですね……」
男「どした、いいんちょ」
女「冷蔵庫に入れてたショートケーキを知りませんか?」
男「えっ! し、知らないなぁ……それが何か?」
女「変ですねぇ……来客用のお茶請けに買っていたんですけど」
男「そりゃ困ったな! よし、すぐに買ってこよう!」
女「そんなすぐに買って来なくてもいいんですけど……別府くん、本当に見なかったですか?」
男「知らないヨー。濡れ衣だヨー」
女「……。そうですか。もし間違って食べていたら大変なことになっていたから、安心しました」
男「うぇっ!?……た、大変なことって?」
女「賞味期限切れてたからそろそろ捨てなきゃと思ってたんで、食べたらお腹壊しますよ?」
男「うぼぁ!! ま、マジでか」
女「でも、食べてないんですよね?」
男「あ、あぁ……」
女「それなら安心です。今の時期の食中毒は、下手をすれば死ぬ可能性すらありますからね」
男「…………すまんかったー!!」ガバッ
女「え? 何がですか?」
男「賞味期限切れと知らずショートケーキ食ったの俺です! 嘘ついてすみませんでしたぁー!」
女「……ぷっ、あははははっ」
男「え?」
女「賞味期限切れてるケーキをお客さんに出すはずないじゃないですか。あれは全部嘘ですよ」
男「な、なんだと……いいんちょ、俺が食ったの気づいてたのかよ……」
女「あれだけキョドキョドしてたら気づいて当然です。全く、別府くんは本当に意地汚いんだから」
男「面目ない……」
女「でもまぁ、狼狽える別府くんが可愛かったから、許してあげることにします」チョンチョン
男「おでこチョンチョンしないで。恥ずかしいから……」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/22(日) 18:41:57.47 ID:3/TtirLnO [4/14]
- 間違ってツンデレのおやつを食べてしまったら(ボクっ娘Ver.)
男「んー、美味」マグマグ
女「あーっ! タカシ、それボクの板チョコ!!」
男「いただいてるぜぃ、HAHAHA」
女「ハハハじゃないし! なんでボクの楽しみ勝手に取っちゃうの!?」
男「うちに同じもんあるから、あとで取りにこいよ」
女「そーいう問題じゃないでしょ! もうっ、タカシなんか嫌いだ!」
男「ふむ。お前に嫌われると俺も地味にショックだ。お詫びにいいこと教えてやるから許せ」
女「なんだよ。半端なことじゃボクの機嫌は治んないんだからな!」
男「まぁまぁ。さて、ここに取り出したりますは俺の食べかけのチョコレート」
男「これをアシスタントの梓くんの口に含ませます。はい、あーん」
女「えっ、ちょ……あ、あーん」パクッ
男「まだ飲み込むなよ。そして、またまた取りい出したりますは口臭予防のチューインガム」
男「これを、さっきチョコを放り込んだ梓くんの口にまた含ませます」
女「……」パクッ
男「そして、その二つを口の中でよーく噛んで噛んで……」
女「なんか変な味するんだけど……」
男「我慢しろ。すると、なんとチューインガムが跡形もなく消えてしまうというイリュージョン!」
女「え?……あぁっ! 本当だ!!」モグモグ
男「な? すごいだろ?」
女「すごいすごい! なんでこんなになっちゃうの!?」
男「具体的な仕組みは分からんが、そういうものらしい」
女「ふ~ん。すごいや、今度友ちゃんにも教えてあげよっと!」ニコニコ
男(こういう騙されやすいというか、御しやすいとこがこいつの可愛いとこなんだよなぁ…)
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/22(日) 19:23:05.74 ID:3/TtirLnO [5/14]
- 間違ってツンデレのおやつを食べてしまったら(お嬢Ver.)
女「……あら? タカシ、ここに冷やしておいたゼリーをご存知ないかしら」
男「あぁ、あれか? 美味そうだったからつい食っちまった」
女「なっ、なんですって!」
男「え? なんか食べたら悪いもんだったのか?」
女「そうではないけど、一言くらい声をかけてもよろしいんじゃありませんの!?」
男「だってお前、さっきまで買い物行ってたじゃん。それでどうやって声をかけろと」
女「帰宅するまで我慢なさい! あなたは子供ですか!!」
男「何怒ってんだよ、ゼリー一つがそんなに大事だったのか?」
女「……あれは、タカシが最近食欲がないと言っていたから、給侍に教わって私が作りましたのよ!」
男「えぇっ、まさかのリナ手作り!?」
女「あまり凝ったものは作れないけれど、ゼリーくらいなら食べれるかと思ったのに……」
女「それなのに、あなたって人は無断でぬけぬけと……!」フルフル
男「あぁ、すまん。そんな意図があったとは露知らず……」
女「タカシなんか、ゼリーの海に溺れて死んでしまえばいいんですわ!」
男「……あれ? でも俺のために作ってくれたなら、俺が食って問題ないんじゃ……」
女「そ、それは……食べた時の、タカシの驚いた顔が見たかったんですわ。何か文句でもおあり!?」
男「いや、ないけど。なんかそれ聞いたらますます罪悪感が湧いてきたぞ」
女「……それなら、今度は私と一緒に作って、必ず私と一緒に食べると誓いなさい」
男「そんなんでいいのか? それで許してもらえるなら、喜んで約束するよ!」
女「では、明日の今頃に……約束を破ったら、今度こそ承知しませんわよ?」
男「あぁ、明日な。絶対忘れねーから!」
女(……ノリで一緒に作る羽目になってしまいましたわ。結果オーライというべきか……)
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/22(日) 20:16:20.08 ID:3/TtirLnO [7/14]
- 間違ってツンデレのおやつを食べてしまったら(関西さんVer.)
男「……」パクッ
女「……」
男「……」パクッ
女「……ん?」カサ、カサカサ
女「あっれー? うちのもう無くなってる。なんでやろ」
男「ん?……あ、悪ぃ。俺間違ってお前の食ってたわ」
女「はぁー? マジありえん。なんで人の物勝手に食べるん?」
男「同じ菓子が手元にあったからだろ。誰でも間違うわい」
女「いーや、許されへん。今すぐ同じもん買ってきて」
男「俺の食いかけで良かったらやるよ。それでいいだろ」
女「そんな中途半端なの、いらん。新しいのがいい」
男「ったく、わがままなんだから……分かったよ、買いに行くよ」
女「ん、ほな行こか」
男「なんだよ、お前もついてくんのかよ」
女「だって、間違って違うの買って来られたら嫌やし」
男「ガキじゃねーんだから間違うかよ」
女「うっさいなぁ、はよ準備しぃ!」
男「ハイハイ、もう……」
女(……久しぶりにタカシと二人きりでお出かけやなぁ)ニヤニヤ
最終更新:2011年05月24日 02:12