93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/15(火) 01:05:54.29 ID:8dspi4VD0 [3/6]
婦警さーん!俺だー!逮捕してくれー!

153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/15(火) 17:49:16.50 ID:1HoIVznzi [2/14]
93

「婦警さーん!!」
「はぁ…………またあなたですか……」
「はい! 逮捕してください!」
「なんでですか……」
「婦警さんにいぢめられたいからです!」
「…………」
「あ、虐められたいんじゃないですよ? いぢめられたいんです!」
「どっちも同じです……」
「違いますよ! 教えてあげますから早く手錠を! さぁ! さぁさぁさぁさぁー!」
「うるさぁーい!!」 バキッ‼
「ぶべらぁりがとうございますっ!!」
「はぁ……はぁ……」 プルプル
「あぁっ! 婦警さんが興奮のあまり小動物のように震えてらっしゃる!」
「うるっさい! なんなんですかあなたは! いっつもいっつもいっつもいっつも! なんで私が仕事終わったところで現れるんですか!? 仕事中なら公務執行妨害で逮捕できるのに!」
「婦警さんのお仕事の邪魔をしたくないからです! でも逮捕してくれてもいいですよ!」
「警察がいつでも手錠持ってると思わないでください!」
「そういうと思ってほら! 持ってきてます!」 ジャーン
「……っ!」 ゾワァッ
「?」
「ちっくしょー! いつか絶対逮捕してやるんだからぁー!!」 ダッ‼
「ぜひお願いします! 待ってくださぁーい!」

154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/15(火) 17:50:00.80 ID:1HoIVznzi [3/14]
~~

「……ってわけなんです! どう思いますか!?」
「どうって……あはは……いいんじゃない? 好かれてて」
「よくないです! いつも家まではついてこないから良いものの、いつか絶対家まできちゃいますよ!」 バンバン
「そんときはそんときでしょ。あんた強いし大丈夫よ」
「全然大丈夫じゃないです!」
「ふっ……」
「?」
「警察ってだけで結婚おじゃんになったわけじゃないんだし……別にいいじゃないの……」
「う……す、すみません……」
「いいのよ……。……あ、そうだ。いいこと思いついた」
「な、なんですか!?」
「あんた、そいつと結婚しちゃえば?」
「あんな変態やだー!」


155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/15(火) 17:50:16.28 ID:1HoIVznzi [4/14]

~~

「…………(今日は夜勤明け……しかも明日は一日休みだし……これは……)」
「婦警さーん!!」
「ほらきたぁっ!」
「そんなに俺のこと待ちわびてたんですか?」
「ばっ……ま、待ちわびてんかないです! ばか!」
「怒ってる婦警さん可愛いぃいいいいいいいい!!」
「う、うるさい!」
「逮捕ですか? 逮捕ですか!?」
「しません! この変態!」
「なんでですか!?」
「なんででも!」
「俺は婦警さんのことがこんなに好きなのにぃぃいいいい!!」
「すっ……! そ、そんなコト軽薄に言わないでください!」
「軽薄じゃないですよ。本気です」 キリッ
「ぅ…………ぅえ?」
「照れて真っ赤になる婦警さん可愛いぃいいい!!!」
「だ、黙れ!」

156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/15(火) 17:50:39.59 ID:1HoIVznzi [5/14]
おわり
婦警さんprpr
最終更新:2012年05月27日 11:22