35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/31(木) 03:14:14.13 ID:7s3pmYpA0 [2/2]
昨日の夜更かしが祟って不覚にも放課後の教室で眠ってしまった
眠ってる間、ずっと頭とか髪を優しく撫でられてたような気がする
「ん…友ちゃん、起きた?」
『ぅ…やまだ…?』
私は山田の肩にもたれかかって眠っていたみたいだ
ずっと、私を撫でていてくれていた
『…あんた、もしかして私が眠ってる間ずっとそうしてたの?』
「うん」
そりゃ、もちろん。と言わんばかりの言い様
『…よく飽きないわね。肩だって疲れるでしょーが』
「眠ってる友ちゃんが可愛くて、それどころじゃなかった」
「…ばか」
本当ならこんな状況に気づいたら、すぐ離れたいところなのだけど
私達以外に誰も居ない、西日が差した教室で恋人(一応)とゆったり過ごすというのも、たまには悪くないと思っていた
私は山田の肩に身体を預け、頭を撫でてくれるのを目を閉じて感じていた
最終更新:2012年06月08日 00:52