90 名前:1/2[sage] 投稿日:2012/06/16(土) 22:18:18.58 O
男「ちゅーす」ガラッ
纏「うむ? タカシか、何をしておる」
男「いやー暇だったしなんか纏が俺を呼んでる気がして遊びに来ちゃった☆」
纏「呼んどらんし、儂は主ほど暇ではないぞ」
男「何してんの?」
纏「茶をたてる稽古をしておったところじゃ。主も一杯どうじゃ?」
男「お抹茶ですか。前に纏に勧められて口に合わなかったから遠慮しとく」
纏「相変わらず和の心が分からぬ奴よのぅ。嘆かわしいわぃ」
男「俺には独り暮らしの娘にこんな豪勢な和室をあつらえる、お前の両親の方が分からん」
纏「うちの両親は心配性での。ま、タカシのような幼友達が
頻繁に顔出ししては、心配するのも無理からぬ話じゃがの」
男「お? 言ってくれるね。せっかくお土産持ってきてやったのに、そんなこと言ったらやんねーぞ」
纏「土産とはなんじゃ? 和菓子の一つでも持ってきたかえ?」
男「ふふふ……これを見よ!!」
91 名前:2/2[sage] 投稿日:2012/06/16(土) 22:19:05.40 O
纏「ぬぁ!! そ、それは……儂の大好物の、ちーずばーがーではないか!」
男「おう。でも抹茶のお茶うけには合わないよな。残念だけど持って帰るわ」
纏「うぐっ……!! お、お主の土産なぞ端からいらんわ!!」
男「はは、冗談だよ。好きなだけ食ってくれよ」
纏「ぐぬぅ~……主はいつもながら意地が悪いぞ」
男「はいはい。ほら、おかわりもあるからな」
纏「う、うむ……あまりこっちを見るでないぞ」ガサガサ、アーン
男「きゃっ☆ 纏ちゃんたらおっきな口開けて、お・下・品☆」
纏「こうせぬと食べれぬのじゃから仕方ないじゃろ!!」
男「あっはっは、かわいいかわいい。思わず開いた口に指ほうりこもうかと思っちゃったぜ」
纏「かわいいなどと言うなー!! 大口開けて食事なぞ、みっともないのじゃ!!」プンプン
男「いや、やっぱかわいいわ纏。大好きですわ」
纏「うぅ~、馬鹿にするなぁーーーーーっっっ!!」
最終更新:2012年09月10日 21:25