123 名前:ほんわか名無しさん[sage] 投稿日:2012/06/18(月) 18:52:44.36 0
お題
つ・ツンデレのお腹の辺りから何か変な音が聞こえて来たら
149 名前:1/3[sage] 投稿日:2012/06/20(水) 21:23:49.37 0
123
- ツンデレのお腹の辺りから何か変な音が聞こえてきたら
纏「……」コソコソ
男「くぅらぁっ、纏!! 何してるかぁっ!!」
纏「うひぁ!?」ビクゥッ
男「なーんつってな。何してんだ、纏?」ヒョコッ
纏「に、兄様!! 父上の真似は止めろとあれほど言うたのにっ……!!」
男「お前がこそこそしてるから、気になって追ってきただけだよ」
纏「何でもないのじゃ!! 兄様には無関係じゃ!! はようあっち行け!!」
男「あのさぁ……確かに俺はしっかり者とは言えないけど、こんな
夜中にうろうろしてる妹をほっとくような外道じゃないぞ?」
纏「……これは儂の問題なのじゃ。兄様といえど口出しは無用じゃ!」
150 名前:2/3[sage] 投稿日:2012/06/20(水) 21:24:40.41 0
男「ふーん、それはその妙に膨らんだお腹に関係あるのかな?」
纏「き、気づいておったのか!?」
男「気づかいでか。(ピトッ)ふんふん、何やらお腹から変な音がしますなぁ」サワサワ
纏「ちょ、やめっ、くすぐった……うひひひ」
男「ん~、どれどれ(ゴソゴソ)……ほいっ!」ズボッ
纏「あっ……!!」
猫「みぃ……」
男「……どうしたんだ、この子猫」
纏「ばれてしまったのじゃ……」
男「まさか、拾って飼うつもりだったのか?」
纏「んーん。実はもう一週間前から、土蔵に囲って飼っておったのじゃよ……」
男「げ。土蔵って、親父の大事な骨董品とか置いてんじゃん! バレたら大目玉だぞ」
纏「だからそろそろ、飼う場所を変えようと思うて……ちょ
うど台風対策に土蔵を補強するとも言うておったし……」
151 名前:3/3[sage] 投稿日:2012/06/20(水) 21:25:45.03 0
男「はぁ……糞尿とか垂れ流しにしてないだろうな?」
纏「猫砂は置いてあるから平気じゃ!! それより、父上になんて話をすればいいのか……」
男「まぁあの人も、動物嫌いって訳じゃないから頼めば許してくれるかもしれないけど……」
纏「……兄様ぁ。一緒に、父上にお願いしてはくれぬか?」
男「おいおい。まさか俺が困った妹をほっとくような兄だと思ってるのか?」
纏「良いのかえ? 無茶苦茶怒鳴られるやもしれぬぞ?」
男「そん時ゃあ土下座でもなんでもして謝ればいいだけさ」
纏「それはやり過ぎじゃと思うが……」
男「ま、明日二人して言いに行こう? それまではバレないように、俺の部屋に置いときゃいい」
纏「……うん。なんだか兄様が初めて頼りになるのじゃ」
男「可愛い妹のためなら、一肌でも二肌でも脱ぎますがな」
纏「うふふ……良かったのう、にゃあ助」ニコニコ
猫「にゃー」
最終更新:2012年09月10日 21:33