520 名前:ほんわか名無しさん[] 投稿日:2012/08/08(水) 07:16:14.99 0
お題
つ・色々あって落ち込んでるツンデレを何とか元気付けようと男が奮闘したら

522 名前:1[] 投稿日:2012/08/08(水) 16:43:49.31 0
520
可能な限りで頑張ってみる



「はいこれ、この前借りた宿題。助かったわ、ありがとな」
「う、うん……」
「どうしたんだ冴、元気ないな。昨日の夕飯あたったか?」
「そんな涼みたいなことあるわけないでしょ……?」
「おう、毒舌は健在か…。なんなら、話聞くよ。この宿題の礼にさ」
「うん、ありがと……。あのさ」
「ん?」
「あの……すっごく話しづらいんだけど、幼なじみだから言うよ?」
「お、おう」
「……こ、告白…された」
「ほんとか、そりゃ良かったじゃんか!」
「……」
「なんで首を横に振るんだよ?もしかして、タイプじゃない、とか?」
「そう、かも」
「かもって、なんだよ?」
「え、えーっと……一目惚れ、なんだって」
「んー、すごく良さそうな話に聞こえるけど」
「で、でもっ!あたし、その人のこと…そのっ…よく知らないし……そ、それに…」
「それに?」
「ほかに……いるから」
「ほかにいる?もしかして、他に好きな人がいるのか?」
「……う、うん」
「そっか。だったら断ればいいじゃないか」
「う……で、でも」
「好きになれない人と無理につき合う必要はないよ。冴はなんでも無理するからな」


523 名前:2[] 投稿日:2012/08/08(水) 16:55:51.66 0
「う、るさいっ!……けど、その……か、感謝…は…してる、から」
「いえいえ、どういたしまして。ねぇところでさ」
「な、何よ…」
「さっき言ってた好きな人って、誰?」
「えっ?あ、いや!その……だ、だめっ!」
「えーなんでよいいじゃん幼なじみなんだからそれくらい」
「だめっ!ぜ、絶対に言わないんだからっ!……言える訳ないじゃない、涼だなんて(ゴニョゴニョ」
「ん?なんか言った?」
「きゃあっ!ば、ばばばばかっ!近いっつーのっ!」
「イテテ、殴るこたぁねぇだろ……。って、待てよ冴!」
「……ばか」



ちょっと上にカブったかも、すいません
最終更新:2012年09月10日 22:17