533 名前:ツンデレなランチ[] 投稿日:2012/08/09(木) 10:28:48.60 0
「やーっと昼休みかよ、数学マジだるいわぁ。さてと、いつものパン買いにいくか……」
『……(ドキッ』
「うわ……昨日カラオケ行ったから金ないんだった」
『……(ドキドキ』
「……しゃーない、断食か」
『ち、ちょっと待ちなさいよっ』
「ん?どうした有賀?」
『こ、これ……』
「え、マジ?弁当じゃん。もらっちゃっていいの?あ、でもそしたら有賀の弁当なくなっちゃわない?」
『もう一個、あるからいいのっ』
「え、じゃあわざわざ俺の分まで?」
『ち、ちがっ!違うわよっ!ただの家庭科の練習よっ!あ、アンタなんかのためじゃないんだからねっ!』
「おぉ……そっか。じゃあ遠慮なく。……ねぇ有賀」
『な、なによっ』
「これ、すげぇな!俺の好物しか入ってないんだけど!好きになりそうだな……」
『えっ、え、えええええ!?』
「どうした有賀、突然」
『だ、だだだって今……す、す……好きって……』
「あぁ。好きだな」
『っーーー!!』
「弁当が」
『……え?』
「特に玉子焼きが甘くて最高……あれ。有賀?」
『な、なによっ!べ、別に泣いてなんかいないんだからねっ!』
「いやいや、目真っ赤で潤んでるんですけど……」
『うっさいバカッ!』
最終更新:2012年09月10日 22:18