34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/10/07(日) 22:48:05.57 ID:nOiWiZ/gO [10/17]
ネタが湧かない時はお題ネタに限る

  • ある日、ツンデレと男が街中を歩いていると、見知らぬ外国人女性が声を掛けてきました。
  • 慌てふためくツンデレでしたが、どうやらその女性は、タカシの知り合いのようでした。
  • タカシは訳知り顔でツンデレに、この人は子供のころ我が家にショートステイしたアメリカ人だ、と説明しました。
  • ツンデレは、そちらへ向けて挨拶しましたが、その女性のタカシに
 対する気安いハグや、ボディタッチの多さが気に入りません。
  • もしかしてこの人もタカシのことが……と疑念を抱いている内、いつの間に
 かタカシは、その女性をエスコートして街を案内することに決めていました。
  • 今日はタカシと二人きりのつもりだったツンデレは、全くもって面白くありません。
  • しかし、そんなツンデレに気づかず、二人はキャッキャウフフと仲良さげなムードを発しています。
  • ツンデレは途中で帰ろうかとも思いましたが、二人の間に何かあってはいけないと思い、かろうじて踏み留まっていました。
  • 結局、丸一日二人に引っ付いていたツンデレは、二人の間の空気になんだか疲れてしまいました。
  • すると、帰り際にその娘が、ツンデレをちょいちょいと指差して呼んでいます。
  • いぶかしみながら顔を合わすと、娘はツンデレに、タカシのことが好きなのか、とキッパリ尋ねてきました。
  • ツンデレはドキリとしましたが、ここで誤魔化してはいけないと踏ん張り、ハッキリそうだと言いました。
  • すると娘は、やっぱりねといった表情でカラカラと笑い、心配しなくてもタカシを取ったりしないから、とほくそ笑みました。
  • どうやら娘は、ツンデレがやきもきしていたのを、敏感に感じ取っていたようです。
  • 図星を点かれたツンデレは、ホッとするやら恥ずかしいやらで生きた心地がしませんでした。
  • しかし、女の友情というのは不思議なもので、一度腹の中をぶちまけてしまうと、ツンデレはアメリカ娘と意気投合してしまったのです。
  • もともと気っ風の良いツンデレとアメリカ娘さんは、性格の相性が良かったようです。
  • 最終的にはメアドまで交換して、来日した際には連絡する約束をして、二人は別れました。
  • 後に残されたのは、すっかり蚊帳の外のタカシだけだったそうな。はーどっとはらい。
最終更新:2012年10月18日 22:11