265 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/23(月) 23:16:23.50 ID:988aYuNzO [19/21]
- ツンデレに今日はキスの日なんだってって言ってみた(かなみさんVer.)
男「なぁ、かなみ。今日は何の日か知ってるか?」
女「知らない。何の日だって言うのよ?」
男「なんか今日はキスの日らしいぞ」
女「へぇ、そうなんだ。タカシにしては博識じゃない」
男「あれ? いつものかなみならキスって単語だけで狼狽するのに、今日は余裕だな」
女「彼氏でもない男に言われたところで、動揺なんかするはずないでしょ?」
男「え? 俺とかなみって恋人同士だろ?」
女「なんでそうなるのよ。私はあんたなんかに好きだって言ったことはないし、言われたこともないわよ」
男「だったらなんで弁当作ってくれたり、一緒に帰りたがったりしてたんだよ」
女「それはあんたが可哀想だったから。その程度で恋人面しないで下さい」
男「マジかよ……せっかくかなみとイチャイチャしたかったのに、衝撃的な事実を突きつけられちまった……」
女「ただし!」
男「えっ……」
男「おっ……え?」
女「……それは、昨日までの話だから」
男「……今なんか頬っぺに柔らかい感触が」
女「うっさいわね、今日がキスの日ならちょうどいいでしょ!!」
男「ヤバい、ニヤニヤが止まらないんだけど」
女「ニヤニヤすんな! 私だって恥ずかしいんだから!」
271 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/23(月) 23:44:08.14 ID:988aYuNzO [20/21]
- ツンデレに今日はキスの日なんだってって言ってみた(ちなみさんVer.)
男「なぁ、ちなみ。今日は何の日か知ってるか?」
女「……知らない……何か、特別な日なの……?」
男「なんか今日は、キスの日なんだってさ」
女「……ふーん」
男「反応薄っ! もっと照れるとか何とかしてくんないと、教えた甲斐がない」
女「……祝日にならない記念日なんか……ゴミ以下の価値しかない……」
男「そこまで言うか……お前想像以上にシビアだな」
女「……それに……今日がキスの日だからって……私がタカシとする訳じゃないし……」
男「えー? 本気か、それ?」
女「本気と書いて……ガチと読むくらい本気……」
男「ちなみはしたくないのか? キス」
女「……したくない……」
男「本当は?」
女「……したくないってば……」
男「本当の本当の本当は?」
女「……本当に……したくないから……キモいぞ……タカシ……」
男「お前は頑固だな。分かったよ、降参するよ。ちなみは俺とどうあってもキスしたくないんだな?」
女「……そんなこじつけじみた理由でキスしたがる……タカシは変態だ……」
男「まぁ確かに、半分はこじつけだし間違っちゃいないな」
女「……じゃあ、もう半分は……?」
男「本当にちなみとキスがしたかっただけなんだ。分かってくれよ」
女「……そこまで言うなら……頬っぺにちゅーするくらいは……許してやろう……」
男「マジか、さすがちなみ。。それじゃ早速……」チュッチュ
女「……こら……回数は一回だけに……決まってるだろうが……」
男「聞こえませんなぁ」チュッチュ、チュゥー
女「……///」
315 名前:一日遅れになったが[] 投稿日:2011/05/24(火) 08:05:58.08 ID:P1qmuudoO [1/14]
- ツンデレに今日はキスの日なんだってって言ってみた(尊さんVer.)
男「なぁ、尊。今日は何の日か知ってるか?」
尊「5月23日……。いや、知らんな。それにさして興味もない」
男「じゃあ教えてやろう。今日はキスの日なんだってさ」
尊「キスの日? なるほど、うすら馬鹿の貴様が好きそうなイベントだ」
男「うすら馬鹿って、ただの馬鹿より酷いな……」
尊「どうせ貴様のことだ。キスの日に乗じて私に口付けしようという腹だろう。そうはいくか」
男「そんな邪な気持ちはありませんよ奥様」
尊「誰が奥様か。貴様はスケベだから信用ならん」
男「本当だって。今日の俺には下心なんかこれっぽっちもござんせん」
尊「そう言いながら私をつけ狙うのがいつもの貴様だ」
男「つけ狙うとか人聞き悪いなぁ」
尊「……」
男「……」
尊「……本当にしないのか?」
男「見ての通りですが」
尊「……そうか」
男「実はちょっと期待してたりして?」
尊「なっ、何を馬鹿なことを……!!」
男「隙あり!」チュッ
尊「ふぁっ!?」ビクッ
男「ふふふ、この油断を作り出すのに苦労したぜ」
尊「……ほら見ろ、やっぱりやったじゃないか!」
男「俺は尊の期待に応えてあげただけですよーだ」
尊「貴様ぁっ……今日という今日は許さん、警察へつきだしてやる!」
男「おっと、逮捕は困るぜ。退散退散っと」テテテーッ
321 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/24(火) 09:32:40.02 ID:P1qmuudoO [3/14]
- ツンデレに今日はキスの日なんだってって言ってみた(纏さんVer.)
男「なぁ、纏。今日はキスの日だって知ってたか?」
纏「ほぅ、きすの日とな?」
男「そう、キスの日。恋人同士がイチャイチャチュッチュしても許される日らしい」
纏「ほぉ。……のぅ、主よ。もしも儂が主に接吻しようとしたら、主はどうする?」
男「え? そりゃ、お堅い纏からキスなんかしてくれようものなら大歓喜しますが」
纏「そうかそうか、ぬふふ……」
男「まさか、してくれるの?」
纏「するはずなかろうが。主ゃあ何を言っておる」
男「でも今、なんかしてくれそうなこと言ってたけど」
纏「もしもの話じゃ。儂とてむざむざこの唇をくれてやるつもりはないわい」
男「むーん、なんか期待させるだけさせて肩透かし食らった気分だ」
纏「……とはいえ、今日は年に一度のきすの日じゃというし。唇に触れるくらいなら許してやらんでもないぞ」
男「……触るだけ?」
纏「触るだけじゃ」
男(ぬぅ……我慢できるかなぁ)
纏「どうした? 早くせねば儂の気が変わってしまうかもしれぬぞ?」
男「あ、あぁ……じゃあ」ソッ
纏「……ふふっ」
男「えっ? なんで避ける?」
纏「冗談じゃよ。主になぞ、儂の唇を触れさせるのも勿体ないわい」
男「なんだよ、結局触らせてくれもしないのかよ!」
纏「そう怒るでない。然るべき時が来たら、唇と言わずくれてやるでの。それまで我慢せい、タカシ」
男「へっ……あ、え?」
纏「可愛い間抜け面じゃのう、動揺がありありと伝わってくるわい」クスクス
男「……あぁ。俺、纏にからかわれたのか……」
345 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/24(火) 15:32:08.15 ID:P1qmuudoO [4/14]
- ツンデレに今日はキスの日なんだってって言ってみた(かつみさんVer.)
男「ふぃー。ただいま」
女「お帰り」
男「風呂は?」
女「沸いてるから勝手に入れ」
男「あいよ。けどその前に、やることあるだろ?」
女「んだよ。そんな物欲しそうな面しても、なんも出ねーぞ」
男「……お帰りのキスは?」
女「は? 誰がするかそんなもん」
男「今日はキスの日なんだぞ? そんな日にキスしないなんて罰当たりな」
女「なんに対して罰当たりなんだよ。俺はやんねーぞ」
男「じゃあ俺からチュッチュするだけだし」チュッチュッ
女「止めろ汚い離せ死ね馬鹿」
男「淀みなく罵倒したな。さすが俺のかつみ」
女「ガキ同士じゃねーんだからそんな頻繁にイチャイチャしてたまるかよ」
男「大人な関係だからこそ、愛を確かめあうことが必要なのではなかろうか」
女「お前に愛なんて感じるかよ。付き合ってるのは惰性だ惰性」
男「うわ、今の何気にショックだぞ」
女「……ふん。こんな俺の性格くらい知ってて付き合ってんだろ?」
男「でも、たまには素直におねだりするかつみとか見たいなぁ」
女「うるせぇ。そこまで言うなら、後で目一杯甘えてやるから覚悟しとけよ!」
男「さすがかつみ。ツンとデレの配分が絶妙だ」チュッチュ
女「だからチュッチュすんなっつーの。馬鹿っ!!」
376 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/24(火) 21:07:29.91 ID:P1qmuudoO [5/14]
- ツンデレに今日はキスの日なんだってって言ってみた(お嬢Ver.)
男「今日~は何の日~、フッフー♪」
女「……馬鹿に陽気ですわね。一体どうしたんですの?」
男「どうしたって、今日は年に一度のキスの日だぜ? これが浮かれずにいられようか」
女「私には関係ありませんわ。せいぜい一人で盛り上がってはいかがかしら」
男「関係ないことあるかよ。今日は国家が全国のカップルにキスするのを奨励してんだぞ」
女「だから何だと言いますの? それは私があなたに
キスしなければならない理由にはなりませんわ」
男「んもう、頑固だなリナは。そんなんじゃあ良い嫁さんになれないぞ」
女「おあいにく様。私を伴侶にと望む殿方は、あなたが思っている五倍は多くてよ」
男「えっ、マジで? それじゃあ俺の出る幕なんかないじゃないか」
女「残念でしたわね。きっと私の唇を奪うのも、あなた以外の誰かになることでしょうね」
男「トホホだな……だが、こうなったら仕方ない。リナからは潔く手を引くとしよう」
女「えっ、ま、待ちなさい! そんなに簡単に諦めていいと思ってますの!?」
男「俺、競争率の高いところには賭けない主義なんだ」
女「どうせあなたのことですから、私がキスしないと言って拗ねたのでしょう!?」
男「いや、今回はわりとマジで。すっぱりきっぱり諦めて新しい恋に殉じようかと」
女「新しい恋ですってぇ!? そんなもの、この神野リナの名にかけて許しませんわ!!」
男「俺が誰を好きになろうと、引く手あまたのリナには関係ないんだろ?」
女「う、そ、それは……そう、ですけれど……でも……」
男「自分がちやほやされたいがために、人の恋路にまで口出しするのは感心しないな」キリッ
女「う……うるさーい!! タカシのクセに、私に意見していいと思ってますの!? タカシのクセに、タカシのクセにぃ!!」
男「あ、ヤベ。ちょっとからかい過ぎたか……えいっと」チュッ
女「ふぇっ……!?」
男「落ち着け、リナ。今のは全部嘘だよ」
女「……嘘? 私に嘘をつきましたの?」
男「あぁ。俺がリナ以外を好きになることなんかあり得んから」
女「……全然、嬉しくもなんともありませんわっ」ギュゥッ
男「あー、はいはい。この期に及んで素直じゃないんだから……」
395 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/24(火) 22:24:00.12 ID:P1qmuudoO [8/14]
- ツンデレに今日はキスの日なんだってって言ってみた(ボクっ娘Ver.)
男「梓、目をつぶってくれるか?」
女「えー? いきなり目をつぶれとか意味わかんないよ。何すんの?」
男「今日、5月23日はキスの日だ。そして俺と梓は今二人きり……あとは分かるな?」
女「ふえぇっ!?」
男「驚くのも無理はないけどな。けどマジだぞ」
女「……って、ビックリしたけど、どうせからかってるんでしょ?」
男「(ドキッ)な、何を馬鹿な……」
女「タカシはボクのこと馬鹿にしてる節があるからなぁ。
そんな露骨にキスキス言われても信用出来ないよ」
男「なん……だと……梓が大人の対応してやがる……」
女「ほらー、やっぱり嘘だった。もしかして今日がキスの日だっていうのも嘘じゃないの?」
男「そ、それは嘘じゃないって」
女「……じゃあ、目ぇつぶってあげるから、キスしてみせてよ」
男「……え?」
女「え? じゃないよ。それとも案の定、ボクをからかってただけなの?」
男「い、いや、そんなことはないけど……」
女「じゃあやって見せて。ほら、んーっ」
男「……えと、はい」チュッ
女「ん……」
男「……」
女「……」
男「……なんで微妙な空気になってんだよ」
女「実際にキスされると恥ずかしいのっ!」
400 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/24(火) 22:53:48.71 ID:P1qmuudoO [9/14]
- ツンデレに今日はキスの日なんだってって言ってみた(いいんちょVer.)
男「いいんちょ、今日って何の日か知ってる?」
女「知りませんね。何の日なんですか?」
男「今日はな、キスの日なんだってさ」
女「キス……ですか? それは初耳でした」
男「いいんちょって、キスとかしたことあるの?」
女「別府くん。女の子にそういうこと聞くんじゃありません」
男「はぐらかすってことは経験あるんだ。ねぇ、どんなだった? 舌とか入れた?」
女「馬鹿なこと聞かないで下さいと言ったはずです」
男「へー、いいんちょって見かけによらず大胆ー。誰としたの? クラスの奴?」
女「今の別府くんは心底気持ち悪いですよ?」
男「それでもいいんちょなら……いいんちょならきっと答えてくれるはず…!」
女「……覚えてないんですか?」
男「えっ? 何を?」
女「幼稚園のころ、別府くんが泣いてる私を慰めるためにチュッてしてくれたの……」
男「いや、全然覚えてない。なんつーキザガキだ俺は」
女「それが私のファーストキスです。何か問題でも?」
男「いや。けど、そんなんよく覚えてたな。やった本人すら忘れてたのに」
女「当たり前です……人を好きになったきっかけを、忘れるはずないでしょうに」
男「えっ。今なんて?」
女「ただの独り言です」
最終更新:2011年05月26日 03:13