277 名前:その1/4[sage] 投稿日:2011/05/24(火) 00:05:21.21 ID:I1vStFYY0 [1/4]
もうすぐ文化祭ということで我がクラスは毎日大忙しです、それこそ小道具の材料とか足りなくなっても
すぐに買いに行けないほどだ。
友「あーついにこの道具も壊れちったか、材料の予備とかあったっけ?」
タ「いや、どうやら今ので最後だったみたいだな」
友「んー、めんどいけど買い出しに行くしかないか、でもみんな忙しそうで頼みづらいんだよねー」
タ「友子が直接行くわけには……いかねーよな、おまえ劇の監督だし」
友「はて、どうしたもんかねー」
梓「友ちゃん!ボクなら今忙しくないよ!!買い出し行ってくるよ!」
友「え」
タ「え」
梓「な、なんだよーその返事はー!」
タ「だっておまえ…方向音痴だろ…」
友「ちょっと梓に任せるのは不安というか…心配というか…」
タ「頼りない」
梓「ボ、ボクだって子供じゃないんだから買い出しくらいできるよ!余裕すぎてあくびがでるよ!!」
友「うーん、他に手が空いてる子もいないし…仕方ないか…、わかった、任せるわ」
梓「うん!任せてよ!」
278 名前:その2/4[sage] 投稿日:2011/05/24(火) 00:05:49.95 ID:I1vStFYY0 [2/4]
友「はい、じゃあこれが店までの地図と、買ってくるもののリストね」
梓「了解であります、たいちょー!行ってきまーす」トテトテ
タ「大丈夫かな…」
友「んーやっぱ心配だからタカシついていってくれる?あの子はりきってるから
気付かれないようにこっそりと…ね?」
タ「俺の劇の練習はいいのかよ」
友「あんたどうせ道端の看板の役なんだからいいでしょ?ほら行った行った!」
タ「ちょwwwひでえwww」
そして学校前の道路、地図も見ながら進む梓と、後ろからこっそり後を追うタカシ
タ「いまんとこ順調だな…ん?」
梓「あー!ねこだー!!」
猫「ニャー」タタタ
梓「あ!まてまてー!」
タ「おい…!そっちじゃないって…ああー!もう…」
そして5分後…
梓「あれ?ここどこだろ?」
完全に迷子になっていた。
タ「(ったく…言わんこっちゃない…)」
梓「うー、地図見てもわかんないや…どうしよー…」
そうして梓はしばらく考えたあと
梓「そうだ!こういうときは壁に右手をついて歩けばいいんだ!よーし!」
タ「(そんな迷路じゃないんだから…)」
279 名前:その3/4[sage] 投稿日:2011/05/24(火) 00:06:22.98 ID:I1vStFYY0 [3/4]
そしてさらに5分後
梓「…全然つかないよ…ドラ○もんのうそつき…」
タ「(そんなんでうそつき呼ばわりされちゃドラえ○んがかわいそうだぞ…)」
梓「…そうだ!ド○えもんといえば!!」
そういって梓は近くにあった棒を拾い…
タ「(ま…まさか…)」
梓「た○ねびとステッキ~~」
予想通りの行動だった。
梓「えいっ、よーしこっちだ!」トテトテ
さらに5分後…
梓「……ぐすっ…」
今にも泣き出しそうになっていた。
タ「あーーーーーもう!!見てられん!!!」
そう叫んで思わず飛び出してしまった。
梓「…え?…タカシ…?どうしてここに…」
タ「おまえが心配でついてきたんだよ、ほら、こっちだ」
梓「う、うん…」
280 名前:その4/4[sage] 投稿日:2011/05/24(火) 00:07:28.01 ID:I1vStFYY0 [4/4]
10分ほど歩くと目当ての店に着いた
タ「まったく、これだから梓からは目が離せないんだよ」
梓「……」
タ「梓?」
梓「やっぱボクってダメなのかな…」
タ「え?」
梓「一人で買い出しもできないし…、みんなに心配かけちゃうし…」
目に涙を浮かべながら梓は言った
タ「そんなことないぞ、梓はいつだって頑張ってるじゃないか、みんなも梓を見てると
元気が出てくるって言ってるぞ?」
梓「タカシ…」
タ「頑張ったな、梓」ナデナデ
梓「う…ふみゅ…、えへへ、タカシは優しいね…ありがと…迷惑かけてごめんね?」
タ「気にすんな、それに…」
梓「ん?」
タ「すごく可愛かったぞ、道に迷っていろいろ頑張ってる梓は」
そう言ったら梓はしばらくぽけーっとしてたがその後は顔を真っ赤にして
梓「うわ~~ん!助けるなら最初から助けてよ!タカシのいじわる!」
そういって梓は俺の胸をぽかぽかしていました。
おしまい
最終更新:2011年05月26日 03:14