30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/11/25(日) 22:59:08.24 ID:1ncPYJhZ0 [4/5]
『萌え』とは何か。それは即ち感情の落差の中に生じる感動だ。
『ツンデレ』とは何か。それはコントラストだ。
そしてそのコントラストの生む感動を我々が認識するとき、そこにツンデレは在る。
『萌え』とは即ち『ツンデレ』だ。
それゆえ『ツンデレは萌えである』は、ゆえに普遍であり、そして不変だ。
お題
哲学ツンデレ。
全力で理屈っぽく煙に巻いたり、自己弁護して予防線張っちゃうタイプのツンデレの可愛さたるや。
46 名前:>>30っぽいの[] 投稿日:2012/11/25(日) 23:48:08.82 ID:+FuBPXl40 [20/20]
女「君はよく僕のことを『素直じゃない』と形容するね。
つまり、僕が君のことを悪し様に言うのは実は偽りで、
本当は君のことを好いている、と言いたいんだろう?」
男「ん? どうしたいきなり」
女「まあ聴いてくれたまえよ。
君は人の心を見たことがあるかい?
『見た』というのは、君が僕の顔を見ているように、その眼で物理的にという意味だが」
男「……いや、ないな」
女「だろう? なのに人はみな『本心』などというものの存在を信じている。
他人の心は振る舞いから想像することしかできないというのにだ」
男「うーむ、そういうもんかな」
女「さて、そうだとすれば、君の『素直じゃない』という言葉は本当に僕について正しく形容できているのかな?
もしかしたら君が勝手に僕の『本心』を創りだしているだけなのかもしれない。
それともいつも君にきつく当たっているような僕の振る舞いに、君への好意を裏付ける要素があるとでもいうのかな?」
男「……いや、あるでしょ」
女「うむ、そんなものはないだr……え?」
男「そんなのいくらでもあるぞ。
口は悪くても俺に危害を加える様な事はしないし、昼休みとか文句言いつついつも俺の席にひょこひょこ寄ってくるし、
放課後も俺の委員会が終わるまで『偶然』教室に残ってて、そのまま一緒に帰ろうとするし」
女「いや、そ、それは……その……」
男「そもそも俺のことが嫌いなら、わざわざ休日に俺んちに来て一緒にゲームしたり飯食ったり」
女「あの、も、もうやめ……///」
男「一緒に風呂入ったり、こうやって同じ布団に入って一緒に寝たりしないだろ?」
女「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!///」
男「別に心配しなくたってお前の気持ちはちゃんとわかってんだから、安心したらはやく寝ろ」
女「うぐ……君のそういう無駄に勘のいいところだけは、本当に嫌いだよ……///」
哲学ツンデレってこんな感じだろうか
最終更新:2012年12月05日 23:17