36 名前:1/2[] 投稿日:2013/01/19(土) 23:38:36.50 ID:wCZr3KamO [4/6]
  • 凍った路面で足を滑らせたツンデレ

女「うわあぁっ!?」ツルッ
男「お?」
女「いった~……朝から滑るなんて縁起悪いわぁ」
男「大丈夫か? お前らしくもないドジな転び方して」
女「あんたに心配されるなんて、私も終わってるわね……痛っ!」ズキッ
男「あーあ、足捻ったな。人の悪口言った天罰だ」
女「うっさい!!」ズキズキ
男「肩、貸そうか? その足じゃ学校着くまで難儀するだろ」
女「いらないわよ、あんただけ先に行けばいいでしょ!」
男「そうか……じゃあお先に!」スタターッ
女「あっ、ちょっと……信じらんない、本当に先行っちゃった!」
女「……しょうがない、一人で歩いてくか」ノソノソ

37 名前:2/2[] 投稿日:2013/01/19(土) 23:40:33.63 ID:wCZr3KamO [5/6]
~数分後~

女「あー、痛ぁい……こりゃ学校遅刻しちゃうかもなぁ」
男「おーい、かなみー!!」タタタッ
女「あれ……タカシ? 先に行ったんじゃなかったの?」
男「んな薄情なことするかよ。俺一人じゃ手に余るから、強力な助っ人を用意してきたんだよ」
女「助っ人……って、もしかしてあんたの後ろのマッチョ集団?」
男「そうだ! 見よ、これぞわが校の誇る屈強なラグビー部員たちだ!」

ラグビー部員『ちぃーっす!!』

女「……あんた一体この人たちに何させたいの?」
男「決まってるだろ? 怪我人がいるから学校まで運ぶんだよ」
女「や、止めてよ恥ずかしい! 人の迷惑考えなさいよね!」
男「バカ野郎! この人たちはわざわざ俺の呼び掛けに応じて朝練を中断してくれたんだぞ!」
男「お前はその善意を不意にするつもりか? 大人しく運ばれとけ!」
女「うっ……」
男「それじゃ皆さん、よろしくお願いします!」

ラグビー部員『よっしゃあぁぁぁ!!!』

女「きゃああああ!?」グィグィ
男「わははは、これぞ本当の漢神輿じゃあ! それ、運べ運べぇい!」
女「きゃあぁぁぁぁぁ高いし怖いいぃぃぃぃぃ!!」
男「我慢だ、かなみ! 学校まであと少しだぞ!」

ラグビー部員『わっせ! わっせ!』

女(こ……こんなことになるなら肩借りとけば良かったぁ///)カァァッ

38 名前:2/2[] 投稿日:2013/01/19(土) 23:41:54.35 ID:wCZr3KamO [6/6]
足をくじいたツンデレを、おんぶもお姫様抱っこも肩貸しもせず運ぶ方法を考えたらこうなった

自分で書いといてなんだがなんだこれ
最終更新:2013年02月03日 00:50