12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 21:21:20.14 ID:FIAP+ELV0 [1/7]
男「……」ニヤニヤ
女「何ニヤニヤしてるの、気味悪い」
男「ん……ちょっと昔の写真見つけてな。懐かしく思ってたとこだ」
女「あら、ホント。一緒に写ってるのって、○○先生?」
男「そうだよ、俺の心の恩師」
女「え? あんた○○先生とそんなに仲良かったっけ?」
男「馬鹿言っちゃいけねぇよ。先生は俺の憧れの人なんだぞ」
女「へぇ……あんたが憧れるのって加藤鷹だけかと思ってた」
男「女の子が軽々しくAV男優の名前を言いなさんな。それに先生めっちゃ良い人だったんだぞ」
女「そりゃ知ってるけど。私からしたら、別に普通って感じだったわね」
男「そんなことねぇって。体育祭とか文化祭とか、生徒と一緒に楽しもうって張り切ってたじゃんか」
女「そうねぇ。そう思えばいい先生って言えるのかもね」
男「考えてみれば、俺に一生懸命バカになれって教えてくれたのは、多分先生だったんだよなぁ」
女「……」
男「今じゃ一緒にバカやる相手も山田くらいしかいないし、ちょっと寂しいっちゃ寂しいかな」
女「……なんか、ちょっと羨ましいわ」
男「え? 何がだよ?」
女「男の子のそういう師弟関係みたいなのって、女にはあんまりないもの」
男「そうかなぁ? まぁそういうもんかもな」
女「あーあ、先生に妬けちゃうなぁ。私も昔からもっとはしゃいでおけば良かった」
男「今からでも遅くねぇって。さぁかなみ、俺の胸に飛び込んで来い!」ドンッ
女「……バカになることと一緒に、自重するってことも覚えれば良かったのに」ハァ
最終更新:2013年03月16日 16:40