104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/26(木) 19:18:36.64 ID:KIdabiJeO [13/24]
男「……くぁ~っ。やっと終わった……」
尊「全く、家庭に仕事を持ち込むなとあれほど言ったのに。PCの音がうるさくて眠れなかったぞ」
男「しょうがないだろ、今日中に会議の資料まとめとかなきゃならなかったんだから」
尊「自分の仕事にけじめもつけられないようでは、社会人失格だ」
男「わーってるよ。優秀な尊と違って、俺はダメな旦那様だからな」
尊「労ってなんかやらんぞ」
男「それも分かってる……さて、疲れたしもう寝るかね」モゾッ
尊「……」
男「……あれ? いつもなら尊の布団に潜り込んだら蹴り出されるのに」
尊「……」ギュッ
男「ましてや抱きついてくるなんて、一時間に一回くらいの頻度でしかないのに」
尊「そんなに頻繁に抱きついてないわっ……まぁ、あれだ。タカシは私の抱き枕だからな。こうするのは当然だ」
男「俺がいつナイロン製のプリント抱き枕になった?」
尊「そんな変な柄がプリントされてそうな抱き枕はいらん」
男「……尊ってさ、俺を蹴り出した後、結局一緒の布団に誘ってくるんだから、過程省いた方が早くね?」
尊「うるさい。枕が喋るな」ギュゥゥッ
男「……今日の俺は尊の枕かぁ」
尊「今日だけじゃない。明日も明後日も、ずぅっとだ」
男「つまり、これからは蹴り出されずに布団に入れるって解釈でオッケー?」
尊「……善処する。やむを得ずな」
男「……そうかい」クスクス
最終更新:2011年05月29日 11:12