354 名前:ほんわか名無しさん[sage] 投稿日:2012/10/19(金) 02:35:22.33 O
ツンデレと流れ星

男「おっ」
女「……どした」
男「今、あっちで流れ星が見えた」
女「……へぇ」
男「惜しいことしたな。どうせなら、なんか願い事すりゃ良かった」
女「……願い事というと……三回唱えると願いが叶うっていう……アレ?」
男「そうそれ」
女「……お前は乙女か」ペシッ
男「うるへーわ」
女「……どうせタカシのことだし……私の胸が成長しますようにとか……お願いするんだろ?」
男「いつもなら肯定するところだが、今回は違うんだな」
女「……何?」
男「俺さ、ガキの頃から、隣で一緒に星見てる奴の願い事が叶いますようにって願掛けしてんだ」
女「……それは、なんで?」
男「いやぁ、だって俺の願い事なんて、さっきちなみが言ったみたいにしょうもないことばっかだし」
男「それよりは、他の願い事叶えた方がお星さまも有意義かなと思って」
女「……なんかタカシ……チョー偽善者っぽい」
男「偽善者か、他人から見たらやっぱそうなるのかな?」
女「……自分の利益を損なわない範囲で……他人の為に願う小物っぷり……さすがタカシ」
男「うへぇ、そこまで言われるとちょっとショックなんだけど」
女「……けど私は、タカシのそゆとこ……嫌いじゃないぞ」
男「ん? 偽善かもしれないのにか?」
女「偽善が悪とは言ってない……それが偽善であろうと……人のために祈れるのは偉いこと……」ナデナデ
男「うぉ、ちなみに誉められた。いつもと立場が逆転しとる」
女「……私に誉められた気分は……どう?」
男「なんか、こそばゆいッス」
女「……じゃあもっとやってやる」ナデナデクリクリ
男「新手の羞恥プレイか!!」←でも内心嬉しい。
最終更新:2013年04月18日 14:34