59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/07(火) 19:25:47.01 ID:TI+AiKa7O [8/15]
女「タカシ、腕相撲しようぜ」
男「はぁ? いきなりなんだよ、かつみ」
女「喉乾いたからだよ。負けた方が自販機で奢りな」
男「んな一方的な……ジャンケンでいいだろ」
女「それじゃつまんねぇだろ? それともタカシは、女に勝つ自信が無いのか?」
男「ムッ……俺はお前が負けて泣いたら可哀想だと思っただけだ」
女「んな心配いらねーよ。ほら、ほらほら」クイクイ
男「わーったよ……これでいいか?」
女「よーし。それじゃ、レディ……ゴー!!」
男「ふんっ……あれ!?」グィッ
女「ははは、俺を女だと思って侮ったな?」
男「全っ然うごかねー……」グググッ
女「こう見えて腕力だけは男に負けない自信があんだよ」
男「この腕力馬鹿め……ふんぬーっ!!」
女「無駄無駄無駄ァッ!! このままじゃ俺が決着つけちまうぞ?」
男「くぅ……か、かつみ……」グッ
女「お、こいつまだ粘りやがる。言っとくが、今さら待ったは無しだからな?」
男「す……好きだあぁぁぁぁぁぁ……!!」
女「はぁっ!?……あっ!」パタン
男「ハァ、ハァ……油断したな、かつみ。俺の告白で一気に力が抜けたぞ」
女「馬鹿な真似しやがって……卑怯だぞ」
男「最初に自分有利な勝負を挑んできたのはどっちだ」
女「クッソ……コーラ奢らせたかったのに」
男「あのな、腕相撲なんか挑まなくても奢ってやるから、素直に頼れ」
女「俺にだってプライドがあんだよ!」
男「そしてそのプライドは俺の告白で粉々に砕かれましたと」
女「うるせぇよ!……まぁ約束は約束だ。奢ってやるから来いよ」
最終更新:2011年06月18日 02:05