119 名前:1/2[] 投稿日:2011/06/16(木) 01:03:55.20 ID:qzc2l+K6O [4/9]
女「あ、いたいた。おーいタカシー」
男「お、来たか」
女「ボクに用事ってなんなの? こんなとこに呼び出したりして」
男「うん、まぁその……えぇい、まだるっこしいの嫌いだから単刀直入に言うぞ」
女「うん、何?」
男「梓、俺と付き合ってくれないか? 頼む!」
女「ふぇ? またまたー、冗談ばっかり」
男「冗談じゃねぇよ、俺は本気で梓のこと……」
女「そうやって小中ずーーーっとボクを騙して、からかおうとしてきたじゃない」
男「違うんだってば!」
女「もー、しつこい! 騙されないって言ってるじゃん!」
男「……じゃあ、どうしたら俺が梓を好きだって信じてもらえる?」
女「えっ……えーと……じゃあ、あの夕日に向かって、ボクへの愛を叫べたら信用してあげる」
男「それでいいんだな?」
女「うん。いくらなんでも、冗談でそこまで恥ずかしいことは出来ないっしょ?」
男「俺を見くびるなよ……」スゥゥッ
121 名前:2/2[] 投稿日:2011/06/16(木) 01:05:11.92 ID:qzc2l+K6O [5/9]
男「梓あぁーーーーーーーー!! 大好きだあぁーーーーーーーーー!!」
女「!?」
男「……ふぅ。これでどうだ?」
女「本当にやっちゃった……てことは今度こそ、本気で本当にボクのことが……」
男「あぁ。本当は小中時代も本気の告白だったんだけど、照れ臭さが勝って、からかってることにしちまったんだ」
女「ば……バーカ!! 恥ずかしい告白してんじゃないぞ!!」
男「おい、顔面爆発させてないで返事聞かせてくれよ」
女「し、知らないっ! ずっと待ってたんだから、簡単には教えてあげない!」タタッ
男「あ、こら逃げるな!!」
男「……まぁ、『ずっと待ってた』って時点で、返事はもらったも同然か」
最終更新:2011年06月18日 03:05