71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/23(木) 09:08:29.04 ID:9yIZbcPj0 [2/7]
ちょっと俺の話聞いてくれよ
太陽サンサンと照りつける夏、俺はツンデレの家に涼みに行ったの
俺の部屋のクーラーは壊れちゃって緊急避難だったんだよ
いざツンデレん家に着いたら、ツンデレは縁台で扇風機点けててさ
風流だけどさ、このクソ暑い中扇風機じゃ追いつかないの、だから何で冷房入れないのか聞いたの
そしたら、ウチのクーラーも壊れてるから当分コレよ、ってグルグル回ってる物体指差してさ
この際贅沢は言ってられないし、俺は風に当たらせて欲しいって言ったの
そこをさ、普通の人間なら二つ返事でOK出すとこを、嫌よ私が暑くなっちゃう、って一蹴してさ
俺はツンデレの気が変わるのを横で待ってたんだけど、ツンデレはわざとらしく涼しげに振舞うの
俺はさ、何か手持ち無沙汰になってさ、隣の、風でパタパタ揺らぐ髪を触ったの
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/23(木) 09:09:42.45 ID:9yIZbcPj0 [3/7]
風で冷やされた、しっとりした髪は触り心地最高で、火照った体も癒してくれてさ
だけどさ、一回涼を知ってしまったからさ、余計暑くなってきたの
もう我慢出来ないんで、俺はツンデレの背後ににじり寄って扇風機に当たったの、許可貰ってないけど
扇風機超涼しい、俺はツンデレの肩に手を置いて、身を乗り出す勢いで風に当たったの
でさ、ツンデレの肩は思ってたより華奢でさ、手を置いただけで身体が沈んだの、昔は俺よりケンカ強かったのにな
まぁその後は、扇風機独占の腹いせに、ツンデレの肩を揉んだりして日が暮れるまで意地悪してやった、って話
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/23(木) 09:10:38.54 ID:9yIZbcPj0 [4/7]
ちょっと私の話聞いてほしいんだけど
太陽サンサンと照りつける夏、私は縁台で涼んでたの
私の部屋のクーラーは壊れちゃってて、仕方なしに扇風機点けてたんだけど
これ一台で大分涼しくなるもんね、私は先人に感謝してたらアイツが遊びに来てさ
何かアイツん家もクーラー壊れたらしくてさ、扇風機よりクーラー点けようぜ、なんて言うのね
だから、ウチのクーラーも壊れてるからってグルグル回ってる羽指差して言ったの
じゃあアイツ、俺も風に当たらせて、って聞いてきてさ
アイツ扇風機を邪険に扱ったし、嫌、って一蹴してやった
そしたらアイツは私の横に座って何か期待してるのよ、だから演技派の私は尻目に涼しげに振舞ってみせたの
ならアイツ、業を煮やしたのか、私の髪をイジイジ触ってきてさ
74 名前:終わり[sage] 投稿日:2011/06/23(木) 09:11:30.10 ID:9yIZbcPj0 [5/7]
風で冷やされてたから気持ちよかったのか、アイツは撫でるように触る訳
それでさ、アイツ満足したのか髪から手を離したんだけど、隣でモゾモゾ落ち着かない様子でさ
アイツは私の背中ににじり寄って来たかと思ったら扇風機の風に当たりだしたの、まだ許可出してないのに
ああ涼しい、なんて言いながらアイツは私の肩に手を置いてさ
アイツの手は思ってたより重くて、置かれただけで身体が沈んでさ、昔は私の方が背も高かったのにな
まぁその後は、アイツに肩を揉まれたり脇をくすぐられたりして日が暮れるまでイタズラされちゃった、って話
最終更新:2011年06月25日 00:44