146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/04/17(日) 21:40:51.65 ID:dKt7lSojO [1/6]
  • ツンデレさんを襲ったらどうなるの?

最近、俺には悩みがある
隣に住んでいる幼なじみの椎水かなみに関することだ
かなみは隣に越してきた頃から毎晩のように窓から俺の部屋に侵入して来る
小さい子供のころは良かった、異性であることも意識せずに毎晩楽しく遊んでいた
だが、高校生にもなるとさすがに体つきも女性らしくなり、俺も意識せざるをえない
しかも、かなみは無防備にも風呂上がりのパジャマ姿で来るのだ
来るのが俺の部屋なら良い
長年付き合ってきた幼なじみだ、いくら意識するようになったってちゃんと理性は働く、俺なら無防備な格好でも襲ったりはしない
しかし、そんな無防備な格好で他の男の部屋に行ってみろ
間違いなく襲われる
長くなったが、俺の最近の悩みとはかなみが男に対する警戒心がなさ過ぎるということだ
かなみには何度も「そんな格好で部屋に来て、俺が襲うかもしれないぞ?」とかそれとなく警告をしているが
本人はといえば『アンタにそんな度胸無いでしょ』と言って取り合わない
どうすれば男が危ないものだと学習させられるだろうか・・・

148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/17(日) 21:41:57.57 ID:dKt7lSojO [2/6]
「というわけなんだよ友子」
[確かにかなみは男の危険性を理解してないように見えるときあるね]
「だろ、どうすりゃいいと思う?」
[なかなか難しい・・・うーん、実際に襲ってみたら?
それで、「お前がそんなに無防備だからいけないんだ」とか言って、胸の一つでも揉んでみなよ]
「・・・なに言ってんだ、お前」
[だって、襲うかもしれないって言ったのに何のリアクションもなかったんでしょ? もう、実際に襲って見るしか無いんじゃない?]
「いや、でもなぁ・・・」
[大丈夫、本気で襲うわけじゃないんだから
それにかなみのことだから嫌なら別府くんの股の間蹴り飛ばしてでも逃げ出すでしょ]
「いや、そりゃそうかもしれないけど・・・てか、蹴られるの嫌なんだけど・・・」
[かなみのこと心配なんでしょ?それぐらい頑張れば?流石のかなみも実際に襲われれば警戒するだろうしね]
「・・・わかった、今晩友子に言われた通りにしてみるよ
ありがとな、それじゃ」
[うん、頑張ってね~]
[・・・・・・ま、多分蹴られないし、かなみも逃げないと思うけどね]
[だいたい、二人ともお互いのこと好きなくせにめんどくさいんだよ]
[明日が楽しみだなー]

149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/04/17(日) 21:44:39.04 ID:dKt7lSojO [3/6]
ーーーーーーー夜ーーーーーーー
コンコン
(来たか・・・)
コンコン
『タカシ、速く開けなさいよ』
「わかってる、今開ける」
『遅いわよ、よいしょっと』
「かなみ、手かすぞ?」
『・・・なにちゃっかり手を握ろうとしてるのよ・・・変態』
「変態って・・・俺は窓から入るの手伝おうと思ってだな・・・」
『余計なお世話よ』
『う~ん、タカシのベット大きくていいなぁ』
「部屋入ってそうそうに人のベットを占領すんな
それにかなみ、パジャマで来るなって言ってるだろ」
『いいじゃない、いつものことでしょ
それより昨日の漫画の続き頂戴』
「・・・なぁ、かなみ」
『なに?速く漫画頂戴』
「・・・この間、俺がお前のこと襲うかもしれないって、お前に言ったよな」
『あぁ、そんなこと言ってたかもね
それがどうかしたの?』
ガバッ

150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/17(日) 21:45:45.58 ID:dKt7lSojO [4/6]
『きゃ!た、タカシ?』
「・・・・・・」
『う、腕離しなさいよ!変態!』
「お前が・・・」
『え?』
「お前がそんなに無防備だからいけないんだぞ・・・」
『た、タカシ?え?あ・・・んっ・・・胸・・・触んないでよ・・・』
「・・・・・・」
『タカシ?本気なの?・・・んっ』
「はぁ・・・これでわかっ『いいよ・・・タカシなら・・・』」
「え?」
『だから・・・タカシなら・・・いい・・・』
「か、かなみ?本気か?」
『・・・・・・』コクン
「えっと・・・」
『あ・・・で、でもホントにするなら・・・好きって言って・・・?
あと・・・キ、キス・・・して・・・・・・?』
「か、かなみ・・・俺・・・子供のころからお前のことずっと好きだった」
『あ、あたしもずっと、誰よりも好きだったよ・・・タカシ、キス・・・して・・・』
「かなみ・・・」
『んっ・・・んっ・・・もっと・・・』
「かなみ・・・ん・・・」
『タカシ・・・足りないよ・・・もっと・・・』

151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/17(日) 21:46:52.85 ID:dKt7lSojO [5/6]
ーーーーーーー翌朝ーーーーーーー
『ふわ~、朝かぁ・・・タカシの寝顔可愛い』
『しちゃったんだな、あたしたち、嬉しいな・・・えへ』
「zzz・・・かなみぃ~・・・zzz」
『まったく、このヘタレ・・・待たせすぎよ・・・』
『って、あ!シーツに血の染みができてる!せ、洗濯しなきゃ!
で、でもこの時間じゃおばさんもう起きてるだろうし・・・どうしよう!?
それにおばさん、タカシのこと起こしに来るんじゃ・・・』
『た、タカシ起きて!!起きなさい!!』
「うーん、かなみおはよう」
『シーツ剥がすからベットから下りて!』
ガチャ
〔あら、かなみちゃん〕
『あっ、お、おばさん、おぉぉおはようございます』
〔あぁ、成るほどね、これからもタカシのことよろしくね〕
『は、はい』
〔シーツは私が洗濯しておいてあげるから、二人とも学校行く準備しなさい〕
「かなみ~キスしようぜ~」
『ば、バカ寝ぼけてないではやく着替えなさい!』
〔おばさん、妬けちゃうな~〕
『あ、えと、ハズカシイ』

152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/17(日) 21:47:57.50 ID:dKt7lSojO [6/6]
ーーーーーーー学校ーーーーーーー
『おはよう、友子』
[おはよう、かなみ
おや?なんか内股歩きじゃない?]
『そ、そんなことないわよ?』
[いや~、ついにかなみも別府くんに女にしてもらったかぁ~]
『ちょ、ちょっと友子!?』
[別府くんをたきつけた甲斐があったよ]
『え?た、たきつけたって、友子!アンタなに言ったのよ!話なさい!!』
[お断り~]
『話せーーー!!!』

終わり
最終更新:2011年04月24日 20:37