69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/02(土) 20:51:43.85 ID:QpUL8C9k0
お題
つ・男の事が好きな一部の女子がツンデレの事を悪く言っているのを男が聞いたら
86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/02(土) 22:04:23.14 ID:9I5BjhZ7O [8/12]
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モブA「ねーねー、私ちょっと思ってたんだけどさぁ、別府先輩って超かっこよくない?」
モブB「何あんた、ああいうの好みなの? ダメよ、別府先輩には彼女いるもん」
モブA「えー、彼女ってもしかしてかなみ先輩のこと? 私なんかあの人苦手ー」
モブB「なんでよ。別府先輩を取られてるから嫌ってるだけじゃないの?」
モブA「だってかなみ先輩って、いっつもムッツリして別府先輩に八つ当たりばっかしてるじゃん」
モブB「あー、それはあるね。なんか結婚したら鬼嫁になりそうなタイプっていうか」
モブA「あんな人と付き合ってたら、別府先輩が可哀想だよぉ」
モブB「かなみ先輩、いずれ逆DVで訴えられたりして」クスクス
男「くらっ、お前ら何話してるか」
モブA「あっ……別府先輩!」
モブB「今の話、聞いてたんですか?」
男「全部筒抜けだわ、アホンダラ。口を動かす暇があったら、はよ生徒会日報まとめんかい」
モブA・B「はーい……」
男「それとな。俺はかなみと好きで一緒にいるんだ。お前らにどうこう言われる筋合いはねー」
モブB「げぇ……そこまで聞こえてたんですか」
男「おうよ。俺に好意を寄せるのは勝手だが、かなみを悪く言うと俺が許さんぞ?」
モブA「わ……私は別に、別府先輩を好きだなんて言ってません!」
モブB「いや、A子。その言い訳にはちと無理があるわよ」
モブA「好きじゃない、好きじゃないですったら!」
男「ほほーん? お前さ、今の自分の物言いが、お前の嫌いなかなみそっくりだって気づいてる?」
モブA「ハッ……!?」
モブB(気づいてたけど敢えて指摘しなかったのに、別府先輩って残酷ねぇ)
こうしてこの世に、新たなツンデレが一人生まれたのであった。
最終更新:2011年07月03日 01:16