40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/03(日) 18:25:18.70 ID:J5SCELATP [2/3]
「あっ流れ星」
『ホントだ』
「たまには空を見上げてみるもんだな」
「しかし、思うんだが流れ星に願い事するなんて無理だと思うんだ」
『唐突ね・・・』
「だってよ、流れ星を見つけて願わなくちゃと思ったときにはもう消えてるわけだし」
『確かにそうだけど、ロマンも夢もないことを言うわね』
「夢?ロマン?そんなのはとっくに卒業したぜ、んで夢もロマンもあるかなみはなにを願うんだよ」
『私?うーん・・・・・・、あんたがさっさと死んでくれますようにって願うわ』
「えっ」
『えっ』
「なにそれこわい、同級生の女の子からそんなこと言われるなんて、結構きついんですが」
『冗談よ、まずあんたから言うのが礼儀でしょ?』
「そんな礼儀あるのか・・・、願いか、そうだな・・・・・・かなみともっと仲良くなりたいって願うわ」
『ブッ!ななななに言ってるのよあんたは!』
「別になに願おうが勝手だろ?でだ、かなみはホントはなにを願いたいんだよ」
『む~・・・わ、わたしもあんたと仲良くなりたいなって・・・』
「えっ」
『えっ』
「いや、俺のも冗談だったつもりだけど・・・」
『・・・で、ですよねー、うん私分かってたし、別に本気にしてないんだからっ』
「そ、そうだよな、割とマジな顔してたから焦ったぜ」
『じゃあ私帰るから』
「あぁまた明日」

『あぁぁ・・・失敗した失敗した・・・あいつが変なこと言わなかったら・・・』
最終更新:2011年07月07日 15:44