187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/04(月) 13:11:14.85 ID:2zUtau5MO [2/19]
  • 七夕を楽しみにするボクっ娘、それをくさす男

女「はぁー…」
男「どうしたよ。お前が溜め息なんか珍しいな」
女「ねぇタカシ、今年の七夕は晴れるかな?」
男「さーなぁ。毎年曇りがちだから期待は厳禁じゃないか?」
女「そうだよねぇ。はぁー」
男「お前、その歳になってまだ七夕とか楽しみにしてるのかよ?」
女「だって、織姫と彦星は年に一度しか会えないんだよ? ロマンチックじゃん」
男「伝記によると、織姫と彦星が離ればなれにさせられたのは、二人
  だとイチャイチャして仕事を全くしなかったからだというがな」
女「そうなの?」
男「そう。だから年に一度しか会えないのも自業自得だよ。むしろバカップル爆発しろってな」
女「もー、タカシは夢がないなぁ! 普通にロマンチックな恋愛話でいいじゃない!」
男「そうは言っても、原典がそう書いてあるんだから他に解釈のしようがない」
女「じゃあ、新説七夕祭り!」
男「ん?」
女「織姫と彦星は、二人の仲の良さに嫉妬した悪者に、離ればなれにさせられたのでした!」
男「悪者って……ガキかお前は」
女「いいのっ! タカシの不粋な話より、私はこっちを取るもんね!」
男「はぁ。まぁ好きにすれば?」
最終更新:2011年07月07日 15:50