133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/15(金) 01:15:23.72 ID:YDbHPEkQO [1/16]
  • アカイイト

男「……ん? なんか落としたぞ、かつみ」
女「あっ!」
男「何だこれ、糸?」
女「刺繍用の抜いとり糸だよ、返せハゲ」
男「へー、お前刺繍なんて乙女チックな趣味持ってたんだな」
女「そんな風に馬鹿にされっから隠してたんだよ!」
男「馬鹿にはしてねーよ。自意識過剰だな」
女「…にしても、いつの間に落としたんだ。ポケットに入れてたはずだったのに」
男「まぁこんな小間物、落としてもなかなか気づかんわな」
女「もう二度と落とさないようにするには、対策が必要だな。タカシもそう思うだろ?」ソワソワ
男「……? なんでお前そわそわしてんだよ」
女「うるせぇ、うんって言え」
男「じゃあ、うん」
女「そうか、そうだよな。じゃあこれをこうしてこうすれば……」キュッ
男「あ、おいっ!」

(※かつみ、タカシの小指に糸を巻きつける)

女「……これで落としても、すぐ分かるな」
男「おいおい、これじゃあなんか赤い糸みたいじゃんかよ」
女「うっせーな。たまたま糸の色が赤かっただけで、ウゼェんだよ」
男「お前もしかして、これがしたいがためにわざと糸落としたのか?」
女「そっそんなはずねーだろ、バーカ!!///」
男「何この娘、超可愛いんですけど」ナデナデ
女「頭撫でんな!! 殺すぞ!!」キシャーッ
最終更新:2011年07月19日 01:36