286 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/16(土) 00:01:42.23 ID:G4H5rjSDO [1/8]
  • ツンデレに「俺がお見合いすることになったらどうする?」って言ったら

男「リナ、ちょっと話があるんだ。聞いてくれ」
女「なんですの? あらたまって話なんて、珍しいじゃありませんの」
男「ここじゃ何だから、場所変えて話さないか?」
女「私だって暇じゃありませんのよ? 言いたいことがあるなら、ここで仰いなさい」
男「そっか……じゃあ言うけどさ。俺、今度お見合いすることになった」
女「えっ? お見合いって、あなたまだ十代じゃありませんの!」
男「19なら法的に問題ないだろ。なんか、うちの親父の工場が経営難らしくてさ。
  俺を婿に迎える代わりに、資金とか援助してもらえるって話になってて」
女「……そうですの。で? それを私に話して、あなたは一体何をしようと言うのかしら」
男「あ、いや。別にどうしようって訳でもないんだけど」
女「私には、あなたがどうなろうと知ったことではありませんわ。せいぜい親のために、残りの余生を有意義に使いなさいな」
男「……そうだよな。別に俺とお前も、恋人とかって訳じゃないもんな」
女「そうですわよ。あなたと私は赤の他人。お見合いなんてそれが何か? ですわ」
男「……すまん、そうだよな。悪かったよ」
女「もし結婚が決まったら、私に一番に方向するんですのよ?」
男「あぁ、相手の娘さんがいい人でありますようにって、祈っててくれよ」
女「……」


女 ピピピッ
女「もしもし、お父様? ちょっとよろしいかしら?」
女「直ちに買収して欲しい工場があるのですけれど……」
最終更新:2011年07月19日 01:38