[50] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 18:36:28.37 ID:ZX5lz6mu0
お題
つ・新ジャンル:ボクッ娘ツンデレメイド
成立すんのかなあ……
[75] >>50">以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 20:50:08.99 ID:ooPBtUMQ0
「ご主人様、晩御飯のご希望はありますか?」
「あー、親子丼が食べたい」
「了解しました。では、一時間ほどでできますので、それまで学校の課題でもなさっていてください」
「それより風呂入りたいんだけど」
「そちらの準備も出来ております。脱衣所にバスタオルと着替えを用意しておきましたので」
「ん~、一緒に入らない?」
「はぁ!? 僕がごごご主人様とおおお風呂なんて入るわけないでしょこの変態!」
「素が出てるぞ梓ー」
「はっ!? ご、ごほん……そ、そういうお戯れをされては困ります。ご主人様にはいずれ然るべき方との婚約が」
「俺は梓が好きなんだけどな……」 グイッ
[76] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 20:50:50.41 ID:ooPBtUMQ0
「ぁっ……? ちょ、ちょっと……悪ふざけは……」
「俺は本気だよ?」 クイッ
「ぁっ……ゃっ……た、タカシ……そんな……僕は……ただのメイドで……」
「好きだよ……」 スッ
「ぅ……ちょ、ま、まって……あっ……」
「なにしとんじゃあーーー!」 バターン!
「わひゃあっ!? め、メイド長!?」 ビクッ!
「ちっ」
「梓! タカシ様を誘惑するなって何度もいってるでしょ!?」
「ぼ、僕は誘惑なんて……」
[77] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 20:51:27.52 ID:ooPBtUMQ0
「そうだ、誘惑してたのは俺だぞ」
「まだ結婚もなさってないのに妾を取るなんて言語道断! そもそもタカシさまには相応しい婚約者と言うものをですね」
「うるさいぞ、メイド長。俺は梓と結婚するんだ。妾じゃなくて正妻だ。そもそも俺は梓以外は眼中にない」 ギュッ
「むふぅっ!?」 モガモガ
「幼馴染だからって一時の気の迷いでそんなコトが許されるわけがないでしょう!? 好い加減にしてください」
「黙れ。クビにするぞ」
「ふん! 私の雇い主は旦那様です!」
「知らないのか? 使用人の管理は一ヶ月前から俺に全て任されたんだ。お前の代わりはもっと物分りのいいやつにしようかな」
「なっ!? ぐっ……お、覚えておいてください!」 バタンッ!
「うるさいのが行ったか……さ、続きをするか」
[78] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 20:51:51.25 ID:ooPBtUMQ0
「むふー! もふぅー!」 モガモガ
「あ、ごめん」 パッ
「ぷはぁっ! げほっ! はぁっ!」
「ごめんごめん、力入れ過ぎたか」
「危うく窒息するとこだよ! このばか! 変態!」
「あはは、でも、俺がどれだけ本気かわかっただろ?」
「ぼ、僕は……じゃなくて、私は一介のメイドですので、タカシ様との婚約は許されるコトではありません。一時の気の迷いは打ち捨ててください」
「初めて会った時からずっと好きなのに気の迷いってコトはないだろ?」 ギュッ
「………………ば、晩御飯の準備をいたしますので、し、しつれっいいたします」 パッ、スタスタ
「あっ……あーあ……本気なのになー……」
「(タカシのバカ……メイドじゃなくなったら……タカシのお世話もできないし……一緒にいるコトすらできなくなるのに……バカっ……)」 グスッ
最終更新:2011年07月28日 22:16