388 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/26(火) 19:51:01.00 ID:UvVNTTAoO [10/15]
姉「おい、タカシ。何をだらけている」
男「ん? なんか用、姉ちゃん」
姉「今日は父さんたちがいないから、夕飯は私たちが作れと言われていただろうが」
男「そりゃ覚えてるけどさ。姉ちゃんが何か作るって言ったじゃんか」
姉「私にばかり家事をさせて、不公平だとは思わんのか?」
男「そっちから言い出したんじゃん。俺に包丁握らすと危なっかしいからって」
姉「うるさい。良いから台所へ来い阿呆」
男「はいはい、わかったよ……で、何すりゃいいの?」
姉「カボチャだ」
男「カボチャ?」
姉「カボチャが固くて、切れん!」
男「……それだけ?」
姉「……」コクッ
男「……」
姉「な、なんだその沈黙は!!」
男「そんな真面目くさった顔で、『カボチャが固くて切れん!』、ですか」
姉「ニヤニヤするな! 非力で悪かったな、ド阿呆!」
男「いやなんか可愛いなって思っただけで……いたたた髪の毛引っ張らないで」
最終更新:2011年07月28日 22:28