396 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/26(火) 20:29:00.24 ID:UvVNTTAoO [12/15]
男「あれ?」
女「……ん? あっ」
男「やっぱり委員長だった」
女「別府くん? こんなところで何をしてるんですか?」
男「おいおい、俺が街歩いてたらおかしいか?」
女「おかしくはないですが。テスト期間中なんですから、あまりうろうろするのはどうかと」
男「そういう委員長こそ、何してんのよ?」
女「私はお使いを頼まれただけです。帰ったらすぐに勉強しますし」
男「ふーん……」ジロジロ
女「なんですか? 人をじろじろ見たりなんかして。不躾ですよ」
男「いや……委員長って可愛い私服着るんだなぁって思って」
女「それは……私だって女の子ですし。制服を脱げば普通の格好くらいします」
男「あんまり普段のイメージと違うから、最初気づかなかったぜ」
女「そのまま気づかず、素通りすれば良かったのに」
男「そうは問屋が卸さない。ってことで、ちょっと一緒にその辺ブラブラしないか?」
女「……買い物の邪魔をしないなら、どうぞお好きなように」
男「よし、じゃあそういうことで。お供しまっせ委員長」
女「……(そっか。別府くんって、こういう服好きなんだ)」
以来その私服は、委員長のお気に入りになったそうな。
最終更新:2011年07月28日 22:29