172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/31(日) 00:17:13.90 ID:PxCCbi93O [1/5]
女「おー、すげー。六尺玉だー」
男「きれいだねぇ。こんな花火がよく見える場所があるの、知らなかった」
女「俺の兄ちゃんが教えてくれたんだ。他のやつらには秘密だからな?」
男「うん。かつみちゃんと俺だけの秘密だね!」
女「(タカシと俺だけの秘密、か……)あ、あのよ、タカシ」
男「どうしたの、かつみちゃん」
女「……」ギュッ
男「えっ? かつみちゃん、なんで手を?」
女「な、なんでもねーから! ほら、また上がったぞ!」
男「あ、本当だ。あれは垂れ桜だね」
女(……せっかく勇気出して手ぇつないでやったのに、感想もなしかよ)
男「……このままずっと、手が離れなきゃいいのにな」
女「えっ?」
男「そしたら、毎日かつみちゃんと一緒にいれるのにね」
女「そ、そんなことになったら不便なだけだろ!」
男「それもそっか。はははっ!」ギュッ
女「て、手ぇ握り返してくるなよ!……花火に集中できねぇじゃねぇか///」
最終更新:2011年08月05日 16:46