90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/08/07(日) 20:18:56.04 ID:2OqZTfCFO [6/14]
男「お前ってけっこう日に焼けてんな」
纏「そうかえ?」
男「うん。去年はもちっと肌白かったような」
纏「部活動の外稽古が多いからかの」
男「それなら去年もこうなってたはずだろ? なんで今年に限って」
纏「あぁ、今年は主と海に行ったからかの」
男「そういや行ったっけ。だからなのかな」
纏「つまり、儂の透き通るような陶磁の肌を駄目にしたのは主ということか」
男「な、なんだよ。お前だって俺に言われるまで気づかなかっただろ?」
纏「いかんぞ。これは主に責任を取ってもらわねばの」
男「責任? って、どうやって?」
纏「そうさな。ここは一つ放課後に、甘味処の蜜豆を奢るで許してやろうか」
男「えー? まぁいいけど……」
纏「主はごねればすぐ言いなりになるのぅ……ま、そういうところも嫌いではないが」
男「笑ってんじゃないやい。けっこう痛い出費なんだぞ」
最終更新:2011年08月19日 08:56