368 名前:1/2[] 投稿日:2011/08/09(火) 05:48:15.21 ID:H++2S1yH0 [5/14]
キミは私の太陽
暗くなった私の心を眩しく照らしてくれる
でもね、知ってる?光が強くなればなるほど、影は暗く、はっきり見えるようになるの
ほらまた、素直になれない私が、優しくしてくれたキミを冷たい言葉で突き放した
キミが私に優しくすればするほど、私の嫌な所を自分で実感してしまう
こんな最低な自分、キミに愛される資格なんてない
それでもキミは、私から離れようとしない
ねぇどうして?どうしてそんなに私に優しくしてくれるの?
どんなに酷いこと言っても、それでも私に優しくするの?

「大好きだから」
キミは私にそう言った
『わからないよ。好きなら、何をされても許せるの?この先私のせいでキミが不幸になってしまったとしても?』
「不幸になるかどうかなんて、まだ決まったわけじゃない。それに」
「今僕が一番幸せなことは、君と一緒に居られること」
「君にどんなに酷いことをされても、関係ない。僕にとっては酷いことですらないから」
『わからない。なんでそこまで私なんかに』
「君とずっと一緒に居たい。それが僕の幸せだって信じてるし、君も幸せになってほしいから」
「…僕と一緒に居て、君は不幸だった?」

369 名前:2/2[] 投稿日:2011/08/09(火) 05:48:52.56 ID:H++2S1yH0 [6/14]
『…わからないよ。そんなの』
「ただ、君の気持ちだけが決めることだよ。言い方を変えようか。僕と一緒に居て、君は嫌だった?」
…そんなわけない。キミはいつも私の隣で笑ってて、優しくしてくれて、心配してくれて…
『嫌な…わけないじゃない…キミにどれだけ救ってもらったと思ってるの…?』
「じゃあ、これからも僕は君の隣に居させてくれるかな?」
うん、って言いたかった。でも、引っ掛かるのはやっぱり…
『…私、酷いこと言うよ…?するよ…?キミのこと、いっぱい、傷つけちゃうよ…?』
「君の言葉で、僕に傷はつかない。どんなに酷い言葉も、本心じゃないって、照れ隠しだってわかってるから」
『…信じても良いの…?』
「信じられない?」
私は首を大きく横に振った
それを見たキミは微笑みながら、私を優しく抱きしめてくれた
「好きだよ」
『わた…しも…』
私はキミの胸に顔を埋めて、いっぱい、いっぱい泣いた

キミは私の太陽
冷えた私の心を優しく暖めてくれる
今度は私が、キミの太陽になれるかな
最終更新:2011年08月19日 09:36