136 名前:ボクっ娘 短編[] 投稿日:2011/08/13(土) 00:20:09.44 ID:98vwKgJq0 [1/29]
『早紀奈!?ねぇ!ちょっ…』
友子からの電話を切り、早紀奈は走り出した
(タカシが、ひかれた?)
(いや、きっと何かの間違いだ)
(そうだ、そうに決まってる……)
そう思いながらも、早紀奈は走る速度をゆるめない

やがてタカシが搬送された病院に入った
「さ、早紀奈?」
「タカシ!?君、ひかれたんじゃ…」
「あ、いや、まぁひかれたけど…、打撲ですんだんだが」
「……」
(やばい、キレ始めてる…)
「その…心配させて悪かった」
「!! …ボクが、タカシの、心配?」
「え?あれ? …早紀奈さん?」

「このバカあああぁぁ!!」
「痛っ! そこ!打撲箇所!」
「知るかぁっ!」
「ちょ!涙目で笑いながら殴られると恐怖感が痛いって!」
~完~
最終更新:2011年08月19日 09:52