104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/08/20(土) 01:57:42.31 ID:9GVSe2+u0 [4/33]
「友ちゃーん」
「なによ……文ちゃん」
「えっ…」
「何よ。あんたが私のこと友ちゃんって呼ぶなら、私が山田のことを文ちゃんって呼んでも良いでしょ?」
「そ、そうだけど…」
「そうだけど…なに?」
「いや…ボク、ずっとみんなから山田って呼ばれてて名前で呼ばれること無かったし、文ちゃんなんて呼ばれたこと無かったから…」
「…嫌…かな?」
「まさか、嬉しいよ。ちょっと恥ずかしけど…ね」
「山田の顔、赤くなってる。初めて見たかも」
「う、ほんとに?」
「うん。こりゃ記念に写真撮っとかないと!」
「や、やめてよ、恥ずかしい…それに、男の写真なんて撮ってどうするのさ。なんのネタにもならないよ?」
「…ネタ?なるわよ。写真、タカシたちに見られたくなかったら…」
「えっ!?」
「ふふふ。何をしてもらおうかしらねぇ…」
「か、勘弁してよ友ちゃん」
「私の機嫌次第かな?損ねないようにせいぜい頑張りなさいね?文ちゃん」
「うう、努力します…」
「(…好きな人の写真なんて、何枚有っても足りないわよ…それにしても、友ちゃん、文ちゃん、なんて、なんだか夫婦みたい。ふふ)」
最終更新:2011年08月26日 01:06