94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/26(火) 11:13:39.57 ID:kirrBhHIO [3/29]
  • 同じ本を

男「尊、これ見てみろよ」
尊「ん? なんだこれは」
男「この写真のモデル、お前に似てね?」
尊「どこが似てるんだ。お前の目は節穴か?」
男「えー、似てないか……じゃあこっちは?」
尊「全く似てない」
男「んなバカな。お前自分のこと、客観視出来てないんじゃないか?」
尊「失礼な。私がモデルより美人などとはいわんが、誰が誰に似ているかくらい分かる」
男「そんなことないって。もっとよく見てみろよ」
尊「むぅ……そんなに似ているか?」
男「似てるって!」


友子「……尊? 何してるのあんた」
尊「なんだ。今集中してるんだから声をかけないでくれ」ジーッ
男「そうそう」
友子「二人して同じ本見つめちゃって……顔上げたらどうなるか分かってるの?」
尊「……む?」ヒョイ
男「……え?」ヒョイ
尊「うぁ……顔、近っ……!!」
男「あ、本当だ。なんか照れ臭いな」ポリポリ
尊「照れてる場合か! 離れろ、バカタカシ!」
友子「余計なこと言っちゃったかしらね、ごめんね別府くん」
男「いやいや、指摘されなきゃ俺も気づかなかった訳で」
尊「何幸せそうな顔している! 早く離れろと言っているんだ!」
友子「今度は二人きりの時にああしなさいね」フフン
尊「余計なアドバイスはいらん!!」
最終更新:2011年04月30日 17:17