[18] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/04(日) 18:51:35.45 ID:ljdjadI40
お題
つ・ハラハラしながら見守っているツンデレ

[50] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/04(日) 21:01:08.09 ID:KpjHocGkO
18
  • ハラハラしながら見守っている嫁尊さん


尊「……そろそろ夕飯の時間か」
男「ん。あ、本当だ。だらけてると時間経つの早いな」
尊「何か食べたいものがあれば、リクエストに応えてやらんこともない」
男「ん~……そうだ、たまには俺がなんか作ってやろうか?」
尊「は? 貴様、自分が何を言ってるのか分かっているのか?」
男「そんな顔するなよ。俺だって炊事の一つや二つ出来るっての」
尊「お前が自炊してる姿なんか、見たことないぞ」
男「まぁ見てろって。材料は有り合わせでいいよな?」
尊(大丈夫か? こいつ……)
男「お、じゃがいもある。それなら今日は煮っころがしにしようかな」
尊「洗い方が足りん。まだ土が皮についてるじゃないか」
男「家で食うだけなんだから、多少は良いだろ?」ショリショリ
尊「おい、そんな包丁の握り方をしていたら指を落とすぞ!」
男「分かった分かった。ちょっと静かにしててくれよ……よっ、はっ!」
尊「あぁ、なんて危なっかしい……」
男「んー、なんかいまいち綺麗に剥けないな。ちゃんと包丁研いでるか?」
尊「貴様の未熟な腕を道具のせいにするな!」
男「へいへい。よっ、よっ……うぉっ!」
尊「どうした、切ったのか!?」
男「いや、切ってはないけど手が滑った」
尊「あぁ……もうっ! 見ているだけでもどかしいな。貸してみろ!」
男「あ、おい。返せよ」
尊「うるさい。金輪際お前には包丁を持たせないからそう思え」
男「なんだよ。人が気ぃ使ってやったのに……」
尊「その気遣いは永遠に不要だ、アホ垂れ」
最終更新:2011年09月08日 16:33