18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/10(土) 14:18:13.32 ID:MPQDMGDDP [1/3]
ツンデレがお弁当忘れたら

『・・・しまった』
「どうした?」
『お弁当忘れちゃった』
「あーあ」
『食堂行くお金もないし・・・あんた、お金持ってる?』
「今日は持ってないや」
『ちっ・・・使えない奴ね』
「お願いする立場なのに態度がでかいな」
『仕方ない、今日は昼ご飯抜きね』
「なんなら俺の弁当分けてあげようか?」
『えっ?あんたっていつも食堂でしょ?』
「最近弁当作り始めたんだ」
『へー自炊とかするんだ』
「いつも晩ご飯は自炊ですよ?」
『意外ねー』
「で、食べるの?」
『いや、あんたからの施しはいらないわ』
「そっか結構自信あるんだけどなー」
グゥ~
『・・・』
「・・・」
『し、仕方ないわね、そんなに言うんだったらもらってあげるわ』
「なにも言ってないけどな」
『うるさい、さっさと開けなさいよ』

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/10(土) 14:18:47.16 ID:MPQDMGDDP [2/3]
「はいはい」
『見た目は普通ね』
「味も結構いけるぞ、ほれあーん」
『え、え、・・・あーん・・・』
「なんてするわけねーだろ、恥ずかしすぎるわ!」
『・・・死ねばいいのに・・・』
「ほれ、箸」
『ありがと、それじゃいただきます』
「どうよ」
『・・・あっおいしい、私よりおいしいかも』
「良かった良かった」
『おいしいけどむかつく・・・』
「なんでだよ」
『今に見てなさいよ、あんたより上手くなってやるんだから!』
グゥ~
『・・・』
「・・・」
『・・・あのもう少しもらっていい?』
「どうぞ」
最終更新:2011年09月14日 01:11