43 名前:1/2[] 投稿日:2011/09/15(木) 22:09:54.84 ID:k1HSxQbqP [1/2]
「今日は十五夜ですね、先輩」モグモグ
『だから誘ったんだろ』モグモグ
「そうですよ、月見ですよ月見」
『月見ねぇ・・・月が明るいと星が見えないから嫌いなんだ』
「そんなこと言わずに・・・はい」モグモグ
『ん・・・ありがと』モグモグ
「・・・月が綺麗ですね」
『・・・・・・まあそうだな』
「えっ、それだけですか。もしかして夏目漱石の逸話知らないんですか?」
『知ってるよ、知った上でそうだなって言ってるんだ』モグモグ
『大体いつも言ってることじゃないか。・・・それにしてもこの団子おいしいな』
「結構頑張って作ったんですよ。そういえば先輩って料理とかできるんですか」モグモグ
『君ほどではないが、可もなく不可もなくと言ったところだな』

44 名前:2/2[] 投稿日:2011/09/15(木) 22:10:38.60 ID:k1HSxQbqP [2/2]
「いつか先輩の手料理食べてみたいですねー」
『そんなことはまず無いから安心しろ』モグモグ
「えー・・・、あっ!流れ星!」
『おぉ・・・』
「いやー良いもの見れましたね。願うとしたらなに願います?俺は先輩と仲良くなれますようにって」
『早くこの後輩が消えてくれますようにって』
「またまた先輩ー、ホントツンデレですねー」
『は、はぁ?私がいつデレたって言うんだ』
「ホントに嫌いなら誘っても来なければいいんですよ。でもこうやって来てくれたじゃないですか」
『それは君があんなにしつこく誘ったからで・・・』
「それでも断ればいいのに、そうしなかったじゃないですか」
『ぐぬぬ・・・、ふ、ふん、かってにツンデレだと思ってろ』パクパク
「どう見たってツンデレですよねー」
最終更新:2011年09月19日 15:16