アカツキアライヴァル
有刺鉄線の先 更なる高みへ 競い合う二人
言葉などいらない 相手の横顔だけ 見据えて
与え合う刺激 手を伸ばしたなら 届く距離にいても
決してその手を取り合うことはない 互いを認め合ってた
「キミの 代役は他の 誰にも できはしないから」
共に走って知って嫉妬して 背中をずっと追っていって
並んで『なんだこんなもんか』って笑って
「果てはない」って言ってハッとした 最初は敵視してて
素直になんてなんでなって、って不思議で
”覚えてる?”
「覚えているよ」
キミと歩んだあの日々を
蹴躓きながら さながら夜空に 届きそうな程
走り続けてた 例えもう隣に ねぇ、キミが いなくなっても
”なんで そんな悲しい目をして 空を見上げるの?”
先を走ってくっていったって 限度あるってなんて勝手
走っても走っても 追いつけないよ
”ウチの勝ちッ!ってなんて冗談じゃん ちゃんと笑って泣いてないで
目指す場所があって頑張っていたんでしょう?”
「忘れない」
”…忘れていいよ”
”私の存在を”-「キミのその姿を」-
”振り向かないで。ここはまだ道の 途中だから”
前を向こう 辛いけどキミが 望むのならば…!
隣でもっともっともっとって 一緒にずっとずっとずっと
進めると理屈なく信じてた
どうしてなんでなんでなんでって 喚いてたってなんもなくて
手を伸ばしても もう届かない距離
共に走って知って嫉妬して 背中をずっと追っていって
並んで『なんだこんなもんか』って笑って
先を走ってくっていったって 限度あるってなんて勝手
走っても走っても追いつけない
忘れない 忘れないから 最高のライバルを
最終更新:2012年11月20日 04:24