ハードウェア情報

Roland VT-3(ハードウェアボイスチェンジャー)

ピッチ、フォルマント、エフェクト、設定保存機能(3つまで)があるハードウェアボイチェンの核。20000円くらい。
+ 詳細説明
 ピッチやフォルマントの変更はソフトウェアでもできます。
 あえてソフトウェアから離れてこちらを使う利点としては主に”遅延”がないことになります。
 密閉型ヘッドホンやイヤホンで音量を上げて喋れば直にボイチェン声が聞こえるので調声がしやすいです。
  • VT-3の機能について
 ピッチフォルマント調節の他にはエフェクト10種類、リバーブ、設定項目の保存機能など。

 まずはエフェクト。エフェクトはDTMツールなこともあり多彩ですがボイチェンに使える項目は少ないです。
 通常の変換声として使えるDIRECT、簡易ロボ声として使えるAUTO PITCH2、無線通話に近いエフェクトになる
 MEGA-PHONE、音質を劣化させセピア色背景に合いそうな声にするRADIO・・・がボイチェン用途では使える。
 他のエフェクトは音楽向けでありどちらかというとクトゥルフ系異形ボイスになるので、普通にお喋りすること
 には向いてないです。VRChatなどでのRPでなら使えると思います。

 リバーブ。これは音を反響させる機能です。イメージ的にはお風呂や洞窟やトンネルみたいな・・・。
 ささやきボイスとかえっちなセリフとか言うときに使います(?)。
 これを少しかけると音質が誤魔化せるようなそうでもないような・・・。
 あとおうたが上手に聴こえます。遅延なしなので音程が取りやすいですし、おうたメインの人も良い。

 設定項目の保存について。以上の機能をVT-3内に3つまでテンプレートとして保存できます。
 ボタンを押すだけで他の声にチェンジできるので、人型→ロボに一瞬で変更できたりRPプレイには何かと便利です。
 注意点としてはテンプレート使用中に別のツマミを少しでも触るとそのツマミの設定に変更されてしまいます。
 つまり例としてはピッチ最大値フォルマント2メモリ設定のテンプレートを使用中にピッチゼロ設定になってる
 ツマミに触れると、ピッチゼロフォルマント2メモリになりボイチェン女の子プレイしている場合は悲惨なこと
 になります。このような事象になりたくない場合は、設定保存機能を使わずにマニュアルモードで使いましょう。

  • 以上を加味してのVT-3の弱点+弱点の克服方法
 単体での運用は正直キツいです。複数の機器を繋いでやっと真価を発揮してくれます(使用用途が違うから仕方ない)
 ここからは弱点+弱点の克服方法の暫定版となります。(つまり研究中。個人の感想とリサーチです)

 まず一つ目、マイクを直繋ぎすると音を全然拾ってくれない。(マイク固有により差あり、要検証)
 音を拾わせるためにVT-3側でマイク感度を上げる・・・こともできるのですが、VT-3単体でそれを行うとすぐに
 音割れ状態になってピークランプが点滅してしまいます。
 そのため、VT-3の前にプリアンプやコンプレッサーなどを繋いで音量を安定させつつ、ゲインを上げてマイクの
 入力音声をブーストしなければならない。
 ブーストしてからVT-3に音声を送ることによってVT-3側でのマイク感度の設定を少なめにできます。
 これによって音割れはとりあえず防げます。

 二つ目。VT-3から出た声はボイチェン後だと(ピッチを上げている場合)低音部分が減り高音部分が大きく残ります。
 イメージ的にはボーカロイドの音声が近いです。なのでこの部分を自然な声に直すためにイコライザーを使います。
 イコライザーを使用して低音部分部分を増幅して自然な声にします。
 イコライザーを使うとどの程度音が変化するのかはiTunesのイコライザ設定で調べると劇的な変化を見れるはず。

 三つ目。オーディオインターフェースとしての機能はあるにはあるんですがほぼないです。
 VT-3をマイクとして認識させるとPC内の音も混ざって聴こえてしまうので。
 これの対象方法としては単純にオーディオIFを別途用意する、他には完全なアナログ式としてイヤホンでVT-3の
 音声を聴き、ヘッドホンでPCの音を聴く・・・などもあります。
 このやり方は高感度マイクだとヘッドホンからの音漏れも拾ってしまいそうですけど。
 あ、ボイチェン声を聴きながら喋らないって人は別です。
 そのタイプの人はVT-3をマイクとして出力するだけでOKです。


※現在編集中の項目です。(2018/07/21 最終更新)


Roland UA-100(G)

1998年発売のオーディオIF。USBドライバがWindowsXPまでしか対応していないが、アナログ接続でも使用可能。
+ 詳細説明
 ピッチ、フォルマント変更に加えてリバーブもかけることが出来る。
 機材としては古く、ドライバがWindowsXPまでしか対応しておらずUSB接続が難しいが、
 別途オーディオIFを用意できれば、アナログ接続により使用可能。
 既に生産終了しているが、ヤフーオークション等では数千円で見かけることが出来る。

 本機の魅力は、価格もそうだがアナログの調節つまみによる微調整が可能であることだろう。
 ただし古い機材であるため故障のリスクが高く、保証も受けられないため、導入する場合は自己責任となる。
 また、調節つまみによる設定を維持するためにはPCとの接続が必要となるが、WindowsXPは既に
 サポート切れのOSであるため、こちらもまた自己責任となる。
 設定を維持しない場合は、電源が切れるたびに初期値となるため、設定をやり直す必要がある。

 中古品の場合、前オーナーの設定が残っている可能性あり。
 WindowsXP専用のツールにて、細かいパラメータの指定やボタン/ツマミの基本動作の変更、
 プリセットの登録・呼び出しなどが可能。
 中古で購入した際、前オーナーがこのツールにてボタン/ツマミの基本動作を変更していた場合、
 同じツールにて初期化しないと、ハードオンリーでは工場出荷状態へ戻すことも出来ない。

 ピッチ、フォルマントの変更やリバーブは良く機能するものの、ホワイトノイズが若干乗るのが
 気になるところ。

 ハードウェアのボーカルエフェクタ(ボイチェン)全般に言えることだが、一台買えば完璧な女声に
 なるかというとそんなことはなく、別途イコライザー等で補正してやることが重要である。

【仕様】
 ●入力端子
  Front Panel:
   MIC1/GUITAR Input Jack (1/4 inch phone type)
   MIC2 Input Jack (1/4 inch phone type)
   Headphones Jack (Stereo miniature phone type)
  Rear Panel:
   USB Connector (USB Type B)
   MIDI Connectors (2 input, 2 output)
   Line Iutput Jack (RCA phono type) x 2
   Line Output Jack (RCA phono type) x 2
   Digital Output Connector (Optical type)

 ●インピーダンス
  入力インピーダンス
   LINE In(Rear): 20k ohms
   MIC1/GUITAR Input Jack(Front): /340k ohms (GUITAR)/3k ohms(MIC)
   MIC2 Input Jack(Front): 3k ohms
  出力インピーダンス
   Line Output Jacks: 600 ohms



Roland UA-4FX2

簡易説明
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 テストテスト

 テストテスト

TC-HELICON Voice Tone C1

まぐろな氏のVT-3レビューの中で一言だけ触れられていた機器。価格は¥15,000前後(輸入品の為、時価)
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 製品ページ
 使用例
 本来はハードチューンと呼ばれる、いわゆるケロケロボイスをライブで作成するエフェクター。
 ジェンダーコントロールと呼ばれるフォルマント調整がついており、声を男性らしく/女性らしくと変更可能。
 ただし、ピッチシフト機能はついていない。
 (ピッチ補正機能のみ←一番近い半音単位の音程に合わせる機能。
  ※楽器の音を入力することにより、その楽器の音の音程に合わせることも可能)

 【仕様】
 入力
  ・マイク入力インピーダンス:バランス:2.68 kOhms
  ・マイク入力レベル@0dBFS: -42 dBu ~+1 dBu
  ・EIN@最大マイクゲインRg=150 Ohms:-126 dBu
  ・マイク入力S/N比:>104 dB
  ・ギター入力インピーダンス:1M Ohms
  ・ギター入力レベル@0dBFS:-7 dBu~+17 dBu
  ・ギター入力S/N比 >115dB
  ・24Vファンタム電源対応(常時ON)

 出力
  ・出力インピーダンス、バランス/アンバランス:200 Ohms/100 Ohms
  ・フルスケール出力:+1 dBu
  ・ダイナミックレンジ:>104 dB、20 Hz~20 kHz
  ・周波数特性 +0/-0.3 dB:20 Hz~20 kHz

 電源
  ・パワーサプライ(付属)12V、0.4A
  ・消費電力:5.6W

 寸法:140 x 90 x 60 mm
 重量:420g


製品名

簡易説明
+ 詳細説明
 テストテスト

 テストテスト
最終更新:2018年08月25日 03:53