東京大学理学部化学科卒、同大学院博士課程修了。
駿台化学科の古参。化学S、京大化学などを担当。近年はレギュラー・講習での講義時間は少なめの模様。
いわゆる"予備校"的な講師とは違い、現在の高校化学の知識・計算力偏重という姿勢に苦言を呈し、計算問題の処理方法などよりも、化学を原理から"理解"し、"考える"ことをより重視した授業姿勢である。
受験化学の作業的な効率面、細部の知識面についてはあまり授業で触れないが、彼の授業で化学を根本から"理解"していれば、大概のことは自分で考えて理解することができるようになるであろうし、注意すべき点はちゃんと授業で触れるので、問題はないであろう。
徹底的な知識や計算等の作業的面を授業で教わりたい、といった人にとっては、そのような彼の授業姿勢が合わない、と感じる人もいると思われるので、注意されたい。
彼の高校化学教育に対する深い思慮はもちろん授業に表れているのだが、彼の化学雑誌等における発言にも見受けられる。下記URLにその一部が掲載されているので、そちらを参照されたい。
子供の頃から始めたというヴァイオリンはかなりの腕前で、アマチュアオーケストラでコンサートマスターを務めるほどという。(『勝てる!センター試験化学Ⅰ問題集(文英堂)』著者紹介より)
最終更新:2010年01月07日 19:16