駿台予備学校生物科講師で、かつ現役の外科医である。薬剤師の資格も持つ。
概要
現在は本業である医師の都合上、通常授業は担当していない(但し通常期の特設単科はある)。
講習期間では、医師の立場を活かした医系生物や、遺伝特講や記述論述道場を担当(但しこれも仕事の都合上、1日6時間授業の土日2日間で完結する形をとる)。
ユーモアあふれる巧みな話術と、他の追随を許さない詳しさで、医学部志望者に圧倒的な人気を誇る。
だが随所に物理や化学などの科学的な話を織り交ぜるため、相当高い水準の学力がなければ、授業の吸収は難しいかもしれない。また非常に話すのが速いため、授業についていけなくなるものもいる。
自分も含め、生物が大好きで異常に詳しい知識を持つ者(師の信者に多い)を"変態"と称しながらも、マニアックな知識も本質的な理解に必要とあらば、伝授してくれる。
師曰く、「生物は単なる暗記科目ではない」のである。
受験生物にとどまらない密度の濃い授業で、最先端の研究論文や学会で仕入れた情報、病院であったことなども紹介してくれるが、思いついたことを手当たり次第に話していく傾向があるためか、時間感覚は驚くほどにいい加減で、本来の授業時間の二倍以上の時間を使うこともしばしば。1時間ほどの延長は覚悟のこと。
薬学部(ちなみにこの時は物理・化学選択者であった)を卒業後、薬学をもっと極めようと東京大学理科二類に進学。
途中で医師になろうと決心するも、進振りでは理科三類に入れず、予備校で教えつつ、(今度は生物で)医学部を受験する。
地方の国立医科大学に合格するも「地方に行くと東京で予備校講師ができない」ということで、翌年、東京医科大学医学部に特待生として進学。
医学生時代はもちろん、宮崎にある病院で研修中も東京での予備校講師をするために、東京・九州間を往復する生活を送った。
なお現在は、歌舞伎町の真ん中にある病院で消化器外科医として勤務している。
週2日は徹夜で、年間500件の手術と1500件の内視鏡をこなしながら、毎週土曜日の特設単科と季節講習会に出講する忙しい日々を送る。
また、外科志望者の減少を危惧している。
内視鏡が三度の飯よりも大好き。ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術-
Endoscopic Submucosal Dissection; ESD)のエキスパートでもある。
最終更新:2010年01月07日 19:19