S=p2+p+1が素数の場合に限定する。また,p≥5とする。p=6m+1ならばSが3の倍数になるのでp=6m−1に限られる。
補題
Aをp+1個の整数の集合とし,その総和が法Sで0になると仮定する。定数aを選び,Aを元毎にa倍したものがAに一致するならばa=rpとなるrが存在する。
証明
(Z/SZ)×の生成元eを任意に決め,それを底とする対数をλで表す。即ち,a≡emならばλ(a)=mとする。
Aの元毎の対数の総和をLとする。元毎にa倍した後の対数の総和はL+(p+1)λ(a)であるが,それは法S−1でLに一致しなければならない。従い,λ(a)はpの倍数であり,r=eλ(a)/pが要求を充足する。
補題
Y = (S−1)/λ(a) とする。Aが正負対称でないかぎり,Yは奇数である。正負対称とは x∈A → −x∈A をいう。
証明
Yが偶数であれば aY/2 = eλ(a)·(Y/2) = e(S−1)/2 = −1 となる。
最終更新:2009年06月27日 23:41