En或いはEiを指数積分という。 被積分関数が極を持つため,実関数としてはコーシーの主値を用いる。 複素関数としては多価になるが,負の実軸で截断し,Eiは定数を加えて正の実軸上で実にする。 或いは,Eiを正の実軸で截断することもある。 Einは整関数になる。Einの定義に表れる負号は歴史的な理由による。
多価性はlogに封ぜられる。
は積分定数の差に相当するが,指数積分とオイラー定数に詳しく書く。
また,常識的ではあるが,
に注意しておく。
素数定理に関係してz→∞が重要であり,Liの起点は特異点を避ける便宜に過ぎない。
Siは整関数になる。 実関数としてのCiはコーシーの主値を用いる。 複素関数としてのCiは,正の実軸上で実になるために定数を必要とするが,積分範囲の調整によって免れる。 Cinは整関数である。
Siは奇関数,Cinは偶関数である。
次の関係はディリクレの定積分による。
多価性はlogに封ぜられる。
オイラーの公式は特異点と積分始点の差に注意しなければならない。
然し,
により,見かけに反して
となる。
部分積分
を繰り返し,形式的級数展開
を得る。但し,
とする。指数積分については漸近展開になっている。実際,
から
が示される。
負の実数に制限すれば,
から
が示される。これを漸近展開と呼ぶべきかは言葉の定義に依存する。