・シュタッケルベルグ(京大MBA H21 問2-3)
設定:同質財の生産 2企業 企業iの生産 qi 費用関数 ci(qi)=2*qi 逆需要関数 D=14-Q Q:市場全体の需要 1が先導、2が追随者のとき |
(1)追随者の生産量
Q=q1+q2よりπ2を導出
π2=p*q2-2*q2 = (14-q1-q2)*q2 - 2*q2 = -q2^2 + (12-q1)*q2
q2で微分して、 -2*q2+12-q1 = 0
よって q2=6-0.5*q1
(2)先導者の生産量
(1)の生産を見込んで生産量を調整する。
π1= (14-q1-q2)*q1 - 2*q1 に(1)を代入して、さらに2倍すると
RH=(28-2*q1-12+q1)*q1 - 2*q1 = (16-q1)*q1 - 4*q1 = -q1^2 + 12*q1
q1で微分して、-2*q1+12=0 よりq1=6、このときq2=3
出典:武隈ミクロ演習 例題5.3 ---- ある財の需要曲線:x=64-p 2企業で生産、費用関数は共通で c=4*x+10 (1)クールノー均衡における生産量と価格 (2)シュタッケルベルグ (3)共謀のケース |
(1)
解き方:反応曲線=生産量の関数にする
(ア)逆需要曲線 p=64-x=64-(x1+x2)
(イ)企業1の利潤を導出
π1= p*x1-c
= x1*{64-(x1+x2)}-=4*x1+10
(ウ)最大化
x1で偏微分して、
x1=0.5(60-x2)
(エ)企業2も同様に
x2=0.5(60-x1)
(オ)反応曲線の交点より
X1=X2=20、利潤はともに390
(2)
追従者から先に考える…。
(ア)追従者の企業2について、
(1)と同じ結果になり、x2=0.5(60-x1)
(イ)先導者について
(ア)を所与として、利潤を導出
π1 = x1*{64-x1-0.5(60-x1)}-4*x1+10
最大化を考え、
-x1+30 = 0 より x1=30
このときx2=15
π1=440、π2=215
※先導者は生産を増やし利潤をあげている