ライフサイクル仮説

ライフサイクル仮説

1.1期のみ所得あり


  • ケインズ型消費関数:C=aY+C^ 
    •  C^>0
  • 貯蓄
    • S=Y-C
  • 遺産無
  • 設定
変数/期間 t1 t2
所得 Y1 Y2
消費 C1 C2
貯蓄 S1 -

  • Y2=0よりY1をどう分配するか問題になる。
    • 制約条件: C2 =< (Y1-C1)
    • C2=S*(1+i)
    • C2=(Y-C1)(1+i)
  • 上記より
    • C1+{c2/(1+i)} =< Y1
    • 障害消費の現在価値が所得以下
  • 上記制約のもとで効用を最大化する。
  • 利子の効果
    • cf.2財モデル
    • i↑→機会費用↑
    • 代替効果と所得効果の大きさに依存する。
    • ケインズ…両者が相殺されるモデル

2.課税あり

  • tだけ課税するケース
    • 式の変化
    •  c1*(1+t) + {c2*(1+t)/(1+i)} = Y
  • 逆進性の考察
    • 一時的な所得があった場合
    • 税率25%、所得:Yh,Yl、消費:ch,cl
    • 両者の関係
    •  0.25*ch/Yh < 0.25*cl/Yl
    •  消費性向の違い
    • 図(省略)

3.Y2>0のケース

  • 設定
変数/期間 t1 t2
所得 Y1 Y2
消費 C1 C2
貯蓄 S1 -
  • あるiのもとで賃貸自由
  • 上記より
    • 制約条件: C2 =< (Y1-C1)*(1+i) + Y2
    •  c1 + {c2/(1+i)} =< Y1 + Y2/(1+i)
    •  障害消費の現在価値
    •  以上のもとで効用最大化
    • C1+{c2/(1+i)} =< Y1

  • ケインズの消費関数
  1. 将来のYなど長期的な視野で現在消費を決める
  2. Cはiの動きの影響を受ける(完全な資本市場)
  3. 完全な資本市場を必要とする (c=ay+c^)
最終更新:2010年07月14日 23:59