429 名前:名無しくん、、、好きです。。。[sage] 投稿日:2006/10/05(木) 19:13:31
ID:cmnEDnhF
女子プロスーパースターウォーズ・ジーニアス武藤編
12月も終わりを迎えるこの頃。ビューティ市ヶ谷、ジェナ・メガライト組VS結城千種、ジーニアス武藤
タイトルマッチ戦が開催された。熱戦は続き、試合も終盤を迎えたころ、
徐々にチャンピオンの市ヶ谷組がペースを握り始め、武藤組の旗色は悪くなっていた・・・
アナウンサー「うわわわ~!!市ヶ谷、ジーニアスを抱え揚げたままコーナーを蹴った!
その姿はまるで空を飛ぶ白鳥のようだ!」
祐季子「こ、これだー!パンサー理沙子を東京ドームのマットで一発で失神させた大技
なだれ式ビューティーボムこそが市ヶ谷のフィニッシュ・ホールドなんだーっ!
アナウンサー「うわーっ!ジーニアス絶対絶命だー!!」
市ヶ谷「どうだジーニアスッ!いやっ武藤めぐみッ!東洋の神秘もこれで終わりよーっ!
レフェリーカウントを!!」
ジーニアス《む・・・・》
レフェリー「ワンッ!」
ジーニアス《む・・・と・・・・う・・・・・・?》
レフェリー「ツーッ!」
ジーニアス「武藤めぐみだとぉ~っ!」
市ヶ谷「うっ!」
ジーニアス「甘いぞ市ヶ谷ーっ!!!!」
アナウンサー「か、返した!ジーニアスカウント2.8で返したぞ!」
430 名前:名無しくん、、、好きです。。。[sage] 投稿日:2006/10/05(木) 19:14:24
ID:cmnEDnhF
武藤「いい、市ヶ谷!お前たちが武藤めぐみにこだわっている限りは・・・
このジーニアス武藤は倒せないわ!」
市ヶ谷「ふ、ふざけないでよ!名前を変えても貴女は武藤めぐみでしょうがー!!
アナウンサー「ああー!!市ヶ谷とメガライトがふたりがかりのストンピング攻撃だー!!
武藤《くわっ!と睨み返す》
市ヶ谷「うっ!」
アナウンサー「し、しかしジーニアスは倒れないーっ!!
武藤「確かにその昔 武藤めぐみという女はいた!
ただプロレスが好きで好きで「日本プロレス」に入った少女がいた
しかし運命のイタズラか 同期の結城千種がタイトルを獲得し、スターダムにかけあがっていくのに
対し、いつまでも中堅でくすぶっていた。努力の甲斐もなくな。
しかしプロレスにとりつかれてしまったその少女はヨーロッパに渡った 何の保障もなく裸一貫でな…
だが彼女は所詮東洋の島国の中堅レスラー、いつの間にか出番はなくなっていた
試合数は減りイラつく毎日が続いた・・・
ある日少女はドナウ河のほとりに立ちつくし情けない顔をした自分をみつめていた・・・
このくらいのことで青春を賭けたプロレスをやめようとした自分を情けなく思った
運命のほんのひとひねりでつぶされそうになっている自分が くやしくてならなかった・・・
「くそーっどうしためぐみーっ!!お前のプロレスはそんな物だったのかっー!!」
その時 武藤めぐみはドナウ河に身を投げて死んだのだーっ!!
いま きさまたちの前にいるのは武藤めぐみなんかじゃない!ジーニアス武藤だっ!
世の中のすべての怒り 恨み 怨念を背負った女!
東洋の神秘(オリエンタル・ミステリー)ジーニアス武藤だーっ!!」